バッテリーWh(ワット時)計算ツールとは?
バッテリーの容量は通常ミリアンペア時(mAh)で表記されますが、航空会社や輸送業者、各種スペックシートでは、エネルギー量をワット時(Wh)で示すことがよくあります。この計算ツールは、バッテリーの容量と公称電圧からワット時を算出します。これにより、バッテリー同士を公平に比較したり、航空機への持ち込み制限(一般的に1個あたり100Whまで、航空会社の承認があれば160Whまで)を確認したり、お使いのデバイスに合ったモバイルバッテリーを選んだりできます。
使い方
バッテリー容量をミリアンペア時(mAh)で、公称電圧をボルト(V)で入力します。どちらの値も、通常はバッテリー本体やデバイスのラベル、メーカーのスペックシートに記載されています。「計算」を押すと、エネルギー量がワット時で表示されます。
計算式の解説
換算式はとてもシンプルです。
$$\text{Wh} = \frac{\text{Capacity (mAh)} \times \text{Voltage (V)}}{1000}$$mAhで表した容量を1000で割ってアンペア時(Ah)に変換し、それに電圧を掛けるとワット時が求められます。たとえば、3.7Vの5000mAhセルなら、\(5000 \times 3.7 \div 1000 = 18.5\,\text{Wh}\)となります。
計算例
容量5000mAh、パックの公称電圧11.1Vのノートパソコン用バッテリーの場合、
$$5000 \times 11.1 \div 1000 = 55.5\,\text{Wh}$$となります。これは航空機持ち込み制限の100Whを十分に下回っています。
よくある質問
どの電圧を使えばいいですか? パック全体の公称電圧(例:リチウムイオン単セルなら3.7V、3セルのノートPC用パックなら11.1V)を使用してください。満充電時の最大電圧ではありません。
なぜmAhをWhに変換するのですか? ワット時は実際のエネルギー量を表すため、電圧の異なるバッテリー同士を比較できます。同じ5000mAhでも、電圧が違えば蓄えられるエネルギーは大きく異なります。
この計算は正確ですか? 計算式自体は正確ですが、実際に使えるエネルギーは内部抵抗・放電レート・温度の影響で、これよりわずかに少なくなります。