分から10進数の時間への変換ツールとは?
このツールは、「○時間○分」という形で入力した時間を10進数の時間に変換します。10進数の時間とは、給与計算システムやタイムカード、勤務表で「時:分」形式の代わりに使われる、ひとつの小数で表した数値のことです。時計の分は60進法で数えますが、給与などの金額は10進法で計算します。そのため、「8時間41分」を給与明細にそのまま「8.41」と書くことはできません。分を1時間に対する割合(小数)に直す必要があります。この処理は「ミリタリーミニッツ(military minutes)」や「1時間の100分の1(hundredths of an hour)」への変換と呼ばれることもあります。
使い方
時間の欄に整数の時間部分を入力し(なければ空欄または0のまま)、分の欄に分を入力します。そして、答えを何桁の小数に丸めるかを選びます。結果は、ひとつの10進数の時間として表示され、あわせて「分 ÷ 60」の簡単な計算過程も示されます。
計算式の解説
変換式は次のとおりです。$$\text{10進数の時間} = \text{時間} + \dfrac{\text{分}}{60}$$1時間は必ず60分なので、分を60で割れば、それが1時間に占める割合(小数)になります。その結果を、指定した小数桁数に丸めます。なお、分の入力は59までに制限されていません。60以上を入力した場合は、整数部分が自動的に時間へ繰り上がります。
計算例
ある従業員が8時間41分働いたとします。41を60で割ると0.683333…時間となります。これに整数部分の8時間を足すと、$$8 + 0.683333\ldots = 8.683333\ldots$$ です。小数第3位に丸めると、タイムカード上の表記は8.683時間になります。
よくある質問
なぜそのまま8.41と書けないの? 41分は1時間の0.41ではなく、0.6833にあたるからです。10進数の時間は60進法ではなく10進法で表されます。
90分と入力したらどうなる? この式ならきちんと処理されます。\(90 \div 60 = 1.5\) なので、1時間90分は2.5時間(10進数)になります。
分に戻すにはどうすればいい? 10進数の時間に60を掛けます。たとえば、\(0.28 \times 60\) = およそ17分です。