家賃3倍ルールとは?
「家賃3倍ルール(3x rent rule)」は、主にアメリカの大家や不動産管理会社が入居審査の基準として使う考え方です。入居者の税引前月収(グロス)が月額家賃の3倍以上あることを目安とします。なお、日本では「家賃は手取りの3分の1以内が目安」とよく言われますが、考え方は近いものの基準となる収入や倍率が異なる点に注意してください。この計算機は両方向に使えます。家賃を入力すれば審査に必要な収入が、収入を入力すれば借りられる上限家賃が分かります。
使い方
まず計算したい内容を選びます。気になる物件に手が届くか確認したいときは「家賃から必要収入を計算」を選び、月額家賃を入力します。物件探しの予算を決めたいときは「収入から上限家賃を計算」を選び、税引前の月収を入力してください。入力すると、目安の金額に加えて必要年収などの関連数値もすぐに表示されます。
計算式の解説
計算はとてもシンプルです。必要な月収は「家賃 × 3」で求められます。
$$\text{Required Income} = \text{Rent} \times 3$$必要年収はそれを12倍した金額です。逆方向の計算では、借りられる上限家賃は「月収 ÷ 3」となります。
$$\text{Max Rent} = \frac{\text{Income}}{3}$$このルールは税引前(グロス)収入を基準とするため、控除前の金額を入力してください。
計算例
家賃が月1,500ドルの場合を考えてみましょう。必要な月収=
$$1{,}500 \times 3 = 4{,}500$$ドル。必要年収=
$$4{,}500 \times 12 = 54{,}000$$ドルです。逆に月収が4,500ドルなら、上限家賃=
$$\frac{4{,}500}{3} = 1{,}500$$ドルとなり、2つの計算式が互いに表裏の関係にあることが分かります。
一般的な賃料レベルでの必要収入
3倍家賃ルールは、住宅リースの最も広く使用されているスクリーニング基準の1つです。このルールの下では、テナントが適格となるためには、月額賃料の少なくとも3倍の総(税引前)月額収入を得ていることが必要です。必要な年間収入は、単に月額賃料に36を掛けたもの(つまり、\(3 \times 12\))です。
公式は以下の通りです:
$$\text{必要月額収入} = 3 \times \text{月額賃料}$$下の表は、一般的な賃料レベルにおいてほとんどの大家が期待する総月額および年間収入を示しています。
| 月額賃料 | 必要月額収入(3倍) | 必要年間収入(36倍) |
|---|---|---|
| $1,000 | $3,000 | $36,000 |
| $1,250 | $3,750 | $45,000 |
| $1,500 | $4,500 | $54,000 |
| $1,750 | $5,250 | $63,000 |
| $2,000 | $6,000 | $72,000 |
| $2,500 | $7,500 | $90,000 |
| $3,000 | $9,000 | $108,000 |
| $3,500 | $10,500 | $126,000 |
| $4,000 | $12,000 | $144,000 |
逆に読むことで、最大賃料を推定できます:総月額収入を3で割ります。例えば、月額$6,000を稼いでいるテナントは、約$2,000の賃料に適格となります。その賃料が収入とどのように比較されるかは、33.3%の賃料対収入比率で確認できます。
よくある質問
収入は税引前?それとも手取り? 大家が指す収入は、ほぼ必ず税引前(グロス)の月収です。
3倍に届かない場合は? 連帯保証人(保証人)を立てる、敷金を多めに払う、十分な貯蓄を示す、合算収入が基準を満たすルームメイトと家賃をシェアする、といった方法があります。
すべての大家が3倍を使うの? いいえ。2.5倍や2.7倍を採用するところもあり、家賃が高い都市では「年収が年間家賃の40倍(月収の約3.33倍に相当)」という基準を使うこともあります。とはいえ、3倍ルールが最も広く知られる出発点です。