この計算ツールでできること
イモジウム(一般名ロペラミドの先発商品名)を犬に与える際の目安量を、体重から計算するツールです。犬への投与量としてよく引用される基準は体重1kgあたり0.1mgを、8〜12時間ごとに与えるというものです。愛犬の体重をキログラムまたはポンドで入力すると、1回あたりの投与量をミリグラム単位で表示します。なお、イモジウムは海外(主に欧米)で広く使われている市販薬で、日本でも人用の下痢止めとして入手できますが、犬への使用は獣医師の指示が前提です。
使い方
体重の単位を選び、数値を入力したら、投与レートは初期設定の0.1mg/kgのままにしておきます(獣医学の文献によっては0.2mg/kgまで使う場合もあります)。計算結果には1回あたりのミリグラム量に加え、換算後の体重と投与レートも表示されるので、計算が正しいかどうかを確認できます。
計算式の仕組み
計算はとてもシンプルで、投与量(mg)=投与レート(mg/kg)×体重(kg)です。
$$\text{Dose (mg)} = \text{Dose (mg/kg)} \times \text{Weight (kg)}$$
ポンドで入力した場合は、0.453592を掛けてまずキログラムに換算します。
$$\text{Dose (mg)} = \text{Dose (mg/kg)} \times \left(\text{Weight (lb)} \times 0.45359237\right)$$
一般的なイモジウムの錠剤は1錠2mg、液剤は1mg/mLなので、錠剤を割ったり液剤を量り取ったりする必要が出てくることもあります。これもまた、獣医師に確認すべき理由のひとつです。
計算例
体重20kgの犬に0.1mg/kgを適用すると、\(20 \times 0.1 = \)1回あたり2mg。ちょうど2mg錠1錠分で、8〜12時間ごとに与えます。10ポンドの犬の場合は4.54kgに換算され、1回あたり約0.45mgとなります。
よくある質問
イモジウムはすべての犬に安全ですか? いいえ。コリーやオーストラリアン・シェパードなどの牧羊犬種は、ロペラミドを神経毒性のあるものに変えてしまうMDR1遺伝子変異を持っていることが多くあります。これらの犬種には、獣医師の指導なしに絶対に使用しないでください。
どのくらいの頻度で与えられますか? 一般的な間隔は8〜12時間ごとですが、短期間のみ、かつ獣医師が認めた場合に限ります。
使ってはいけないのはどんなときですか? 下痢が誤って飲み込んだ毒物や細菌感染によるものである可能性がある場合、また犬がごく幼い・妊娠中・他の持病があるといった場合は、ロペラミドの使用を避けてください。いずれの場合も、まずは必ずかかりつけの獣医師に連絡してください。