現在の成績計算ツールとは?
このツールは、すでに採点が済んだ課題・小テスト・試験だけをもとに、コースの中で「現時点まで」に獲得した成績を算出します。未採点のカテゴリを0点とみなすのではなく、実際に終わった配点ぶんだけで点数を再計算(再正規化)するため、今の自分の立ち位置を公平に把握できます。なお、欧米の大学や高校で広く使われる「加重評価(weighted grading)」を前提にした考え方で、日本の成績評価(GPAや5段階評価など)とは仕組みが異なる点にご注意ください。
使い方
採点が終わったカテゴリ(例:宿題、小テスト、中間試験など)ごとに、獲得した得点率(%)と、シラバスで定められたそのカテゴリの配点(ウェイト)を入力します。まだ採点されていないものは、その行を空欄のままにしておけば大丈夫です。計算ツールは「加重ポイントの合計」を「入力した配点の合計」で割るので、結果は採点済みの範囲だけを対象にした平均値になります。
計算式の解説
現在の成績は (Σ 得点 × 配点)÷(Σ 完了した配点) で求められます。各カテゴリの得点に配点を掛けると、そのカテゴリが寄与する「ポイント」が得られます。それを、実際に入力した配点の合計で割ることで、結果を0〜100%のスケールに戻します。分母には完了した配点だけが含まれるため、まだ実施されていない課題によって不利になることはありません。
$$\text{Grade} = \frac{\sum (s_i \cdot w_i)}{\sum w_i}\\[1.5em]\text{where}\quad \left\{ \begin{aligned} \sum (s_i \cdot w_i) &= \text{S}_1\,\text{W}_1 + \text{S}_2\,\text{W}_2 + \cdots + \text{S}_5\,\text{W}_5 \\ \sum w_i &= \text{W}_1 + \text{W}_2 + \cdots + \text{W}_5 \end{aligned} \right.$$
計算例
採点済みのカテゴリが3つあるとします。宿題92%(配点20)、小テスト85%(配点15)、中間試験78%(配点25)です。加重合計は \(92 \times 20 + 85 \times 15 + 78 \times 25 = 1840 + 1275 + 1950 = 5065\)。完了した配点の合計は \(20 + 15 + 25 = 60\)。したがって現在の成績は \(5065 \div 60 \approx\) 84.42% となります。
よくある質問
なぜ配点の100%すべてを使わないのですか? まだすべての課題が採点されていないからです。このツールは現時点で確定している分だけを平均化するので、今日時点の本当の成績がわかります。
配点の合計は100にしなければいけませんか? いいえ。正の数であればどんな値でも構いません。入力された合計値をもとに自動で正規化されます。
パーセンテージの代わりに素点(ポイント)を使えますか? はい、扱いを統一すれば可能です。得点には「獲得ポイント÷満点ポイント」を、配点にはそのカテゴリの満点ポイントを入力してください。