ゲマトリアとは?
ゲマトリア(gematria)とは、文字に数値を割り当てることで、単語やフレーズを一つの数字として表す仕組みです。もともとはヘブライ語の伝統に由来しますが、後にラテン文字に応用され「英語ゲマトリア」として広まりました。この計算機では、英語でよく使われる2種類の暗号方式に対応しています。一つはヘブライ語の構造を反映した標準式(standard)(A–I = 1–9、J–R = 10–90、S–Z = 100–800)、もう一つはシンプルな序数式(ordinal)(A=1、B=2 … Z=26)です。なお、これは英語のアルファベットを対象としたツールであり、日本語のひらがな・カタカナ・漢字には直接対応していない点にご注意ください。
使い方
任意の単語・名前・フレーズを入力し、暗号方式を選ぶと、合計値が表示されます。値に影響するのは26文字の英字のみで、スペース・数字・記号は無視されます。入力はすべて大文字に変換して処理されるため、大文字・小文字の区別はありません。
計算式の仕組み
各文字 \(c\) には、A を 0、Z を 25 とするインデックス \(i\) が割り当てられます。標準式では、次のように計算されます。
$$\text{Value} = \sum_{\text{letter} \in \text{Text}} v(\text{letter}), \quad v = \begin{cases} i & \text{A--I } (i=1..9) \\ 10\,(i-8) & \text{J--R } (10..90) \\ 100\,(i-17) & \text{S--Z } (100..800) \end{cases}$$\(i \le 8\) なら値は \(i+1\)、\(9 \le i \le 17\) なら値は \(10\times(i-8)\)、それ以外(18以上)なら \(100\times(i-17)\) となります。序数式では単純に \(i+1\) を用います。
$$\text{Value} = \sum_{\text{letter} \in \text{Text}} i, \quad i = \text{position in A--Z } (1..26)$$最終的な結果は、すべての文字の値を合計したものです。
計算例
標準式で「HELLO」を計算すると、H=8、E=5、L=30、L=30、O=60 となります。合計は \(8+5+30+30+60 = 133\)、文字数は5です。序数式では、H=8、E=5、L=12、L=12、O=15 → 52 となります。
よくある質問
なぜ L は 30 になるのですか? L はアルファベットの12番目(インデックス11)で、これは「十の位」の範囲に入ります。そのため \(10\times(11-8) = 30\) となります。
スペースはカウントされますか? いいえ。値に加算されるのは A–Z の英字のみで、それ以外はすべてスキップされます。
ゲマトリアはこの方式だけですか? いいえ。暗号方式は数多く存在します。このツールでは、英語で最も一般的な2種類のマッピングを採用しています。