HEX→CMYK変換ツールとは?
このツールは、Webサイトやデザインソフトで広く使われる16進数(HEX)のカラーコード——6桁の表記——を、印刷機で使用するCMYKカラーモデルへ変換します。CMYKはCyan(シアン)、Magenta(マゼンタ)、Yellow(イエロー)、Key(黒)の頭文字で、それぞれの値はインクの被覆率をパーセンテージで表します。ディスプレイは光を発する(RGB)のに対し、紙はその光を反射する(CMYK)という違いがあるため、両者を変換する作業は、デジタルで作成したデザインを印刷用に整える際に欠かせない工程です。
使い方
入力欄に #1E90FF のようなHEXコードを入力して実行するだけです。先頭の # は付けても付けなくても認識され、6桁のコードはもちろん、#0AF のような3桁の省略表記にも対応しています。変換結果には4つのCMYK値に加えて、もとになったRGB値も表示されるため、変換が正しいかどうかを確認できます。
計算式の解説
まず、各カラーチャンネルの値を255で割って、0〜255の範囲から0〜1の範囲に正規化します。 $$R = \frac{R_{255}}{255}, \quad G = \frac{G_{255}}{255}, \quad B = \frac{B_{255}}{255}$$ 黒(K)チャンネルは \(K = 1 - \max(R, G, B)\) で求めます。Kが1未満のとき、各色のチャンネルは \(C = \frac{1 - R - K}{1 - K}\) で算出し、MとYも同様に計算します。 $$K = 1 - \max(R,G,B), \; C = \frac{1-R-K}{1-K}, \; M = \frac{1-G-K}{1-K}, \; Y = \frac{1-B-K}{1-K}$$ 色が純粋な黒(K = 1)の場合は、ゼロ除算を避けるためにC・M・Yをすべて0とします。最後に各値に100を掛けると、パーセンテージで表せます。
計算例
純粋な赤 #FF0000 を例にしてみましょう。\(R = 255/255 = 1\)、\(G = 0\)、\(B = 0\)となります。最大値は1なので、\(K = 1 - 1 = 0\)です。続いて $$C = \frac{1 - 1 - 0}{1 - 0} = 0, \quad M = \frac{1 - 0 - 0}{1} = 1, \quad Y = \frac{1 - 0 - 0}{1} = 1$$ これをパーセンテージにすると C 0%、M 100%、Y 100%、K 0%、すなわち cmyk(0, 100, 100, 0) となります。
よくある質問
印刷した色が画面の色とぴったり一致しないのはなぜ? RGBはCMYKよりも色域(再現できる色の範囲)が広いため、画面上の鮮やかな色の一部はインクでは再現できず、印刷するとわずかに色味が変わってしまいます。
このツールはICCカラープロファイルを使っていますか? いいえ。これは標準的な数式による変換です。プロの印刷現場では、より正確に色を合わせるためにデバイスごとのICCプロファイルを適用します。
省略形のHEXコードも入力できますか? はい。#0AF のような3桁のコードは、自動的に #00AAFF へと展開されます。