RGB→CMYK変換ツールとは?
このツールは、RGB(Red=赤、Green=緑、Blue=青。画面やデジタルディスプレイで使われる色)を、CMYK(Cyan=シアン、Magenta=マゼンタ、Yellow=イエロー、Key/Black=キープレート=黒。印刷で使われる色)へ変換します。RGBは光そのものを足し合わせる「加法混色」、CMYKは紙の上のインクが反射する光に基づく「減法混色」です。デザイナーは、作品を印刷用に仕上げる際に、この2つの色空間を頻繁に行き来します。
使い方
赤(R)・緑(G)・青(B)の値を、それぞれ0〜255の範囲で入力します。フォームを送信すると、対応するCMYKの数値(各チャンネル0〜100%)がすぐに表示されます。0〜255の範囲を超えた値は、自動的に有効範囲内に丸められます。
計算式の解説
まず、各RGBチャンネルを255で割って0〜1の範囲に正規化します。\(R' = R/255\)、\(G' = G/255\)、\(B' = B/255\)。次に黒のキーチャンネルを \(K = 1 - \max(R', G', B')\) で求めます。残りのチャンネルは、 $$ C = \frac{1-R'-K}{1-K}, \quad M = \frac{1-G'-K}{1-K}, \quad Y = \frac{1-B'-K}{1-K} $$ となります。完全な黒(R=G=B=0)の場合は \(K\) が1となり、ゼロ除算を避けるために C・M・Y はすべて0に設定されます。
計算例
「トマト」色 RGB(255, 99, 71) を例に見てみましょう。正規化すると \(R'=1\)、\(G'=0.388\)、\(B'=0.278\)。最大値が1なので、\(K = 1 - 1 = 0\)。続いて $$ C = \frac{1 - 1 - 0}{1 - 0} = 0\%, \quad M = \frac{1 - 0.388}{1} = 61.18\%, \quad Y = \frac{1 - 0.278}{1} = 72.16\% $$ つまりCMYKは約 (0%, 61.18%, 72.16%, 0%) となります。
よくある質問
印刷した色が画面と違って見えるのはなぜ? CMYKはRGBよりも再現できる色域(ガモット)が狭いため、画面上で鮮やかな色、特に明るい緑や青は、印刷するとくすんで見えがちです。この変換ツールはICCカラープロファイルによる色管理ではなく、標準的な数式による変換を使用しています。
Kは何の略? Kは「Key(キープレート)」のことで、実際には黒インクを指します。他の版(プレート)がこの版を基準に位置合わせ(キーイング)されることから「Key」と呼ばれています。
純白(白)はCMYKでどうなる? RGB(255,255,255) は、CMYKの4つのチャンネルすべてが0%になります。インクをまったく使わず、紙の白さをそのまま生かすということです。