この計算ツールでできること
このツールは、編み物のゲージから、仕上がりに必要な目数と段数を正確に計算します。ゲージとは、試し編みのスワッチ(ゲージ用の小さな編み地)を編み、10cmの幅に何目入るか、10cmの長さに何段入るかを数えたものです。ゲージは世界共通の基準である「10cm×10cm」の正方形を基準にしているため、この計算ツールはどんな毛糸・針の号数・編み図にも対応します。
使い方
まずスワッチを編み、軽くスチームやブロッキングで整えてから、10cmの範囲でゲージを数えます。10cmあたりの目数と段数を入力してください。次に、仕上がりの幅(目方向)と仕上がりの高さ(段方向)をセンチメートルで入力します。すると、作り目に必要な目数と編むべき段数が、四捨五入された整数ですぐに表示されます。
計算式のしくみ
計算は単純な比例の考え方です。ゲージは10cmあたりの数なので、必要な目数は「目のゲージ × 幅 ÷ 10」で求められます。すなわち 目数 = round(目のゲージ × 幅 ÷ 10) です。段数も同じく、段のゲージと高さを使って同様に計算します。半目や半段は編めないため、結果は四捨五入(端数0.5は切り上げ)して整数の目数・段数にしています。
$$\begin{gathered} \text{目数} = \left\lfloor \text{目のゲージ / 10 cm} \cdot \frac{\text{幅 (cm)}}{10} + 0.5 \right\rfloor \\[1.2em] \text{段数} = \left\lfloor \text{段のゲージ / 10 cm} \cdot \frac{\text{高さ (cm)}}{10} + 0.5 \right\rfloor \end{gathered}$$
計算例
たとえば、スワッチのゲージが10cmあたり32目・46段で、幅20cm・高さ50cmの編み地を作りたいとします。目数 = round(32 × 20 ÷ 10) = round(64) = 64目。段数 = round(46 × 50 ÷ 10) = round(230) = 230段となります。
$$\text{目数} = \text{round}(32 \times 20 \div 10) = \text{round}(64) = 64$$$$\text{段数} = \text{round}(46 \times 50 \div 10) = \text{round}(230) = 230$$よくある質問
なぜゲージは10cmあたりでなければいけないの? 10cm四方は編み物の世界共通の基準なので、計算式では10で割っています。もし違う長さで測った場合、結果が不正確になります。
なぜ答えが四捨五入されるの? 作り目は整数の目数、編むのも整数の段数でしか行えないため、端数は四捨五入(0.5は切り上げ)して整数にしています。
インチでも使えますか? この計算ツールの寸法はセンチメートル単位です。インチで測った場合は、入力する前にcmに換算してください(\(1\text{インチ} = 2.54\text{cm}\))。