営業利益率とは?
営業利益率(売上高営業利益率、英語ではOperating MarginやReturn on Sales=ROSとも呼ばれます)は、企業が本業から売上高1ドルあたりどれだけの利益を生み出しているかを、支払利息や税金を差し引く前の段階で示す指標です。財務(資金調達)や税金の影響を取り除き、本業そのものの収益性に焦点を当てられるため、もっとも重視される収益性指標のひとつとされています。なお金額は米ドル($)建てで例示していますが、計算式は通貨にかかわらず同じように使えます。
この計算ツールの使い方
営業利益(営業利益、英語ではOperating ProfitやEBIT)と、同じ期間の売上高(純売上高)を入力してください。本ツールは営業利益を売上高で割り、100を掛けてパーセント表示します。営業利益率が高いほど、売上1ドルあたりより多くを営業利益に変えられている、つまり効率の良い経営であることを意味します。
計算式の解説
計算はとてもシンプルです。
$$\text{営業利益率} = \frac{\text{営業利益}}{\text{売上高}} \times 100\%$$
営業利益は、売上高から売上原価と営業費用(人件費、家賃、減価償却費、販売費及び一般管理費=SG&A など)を差し引いたものです。支払利息や税金を含まないため、資本構成の異なる企業同士でも、本業の収益力を公平に比較できます。
計算例
たとえば、ある企業の売上高が1,000,000ドルで、営業利益が150,000ドルだったとします。営業利益率 $$= \frac{150{,}000}{1{,}000{,}000} \times 100 = \textbf{15\%}$$ となります。これは、売上1ドルにつき15セントを営業利益として残せていることを意味します。
よくある質問
営業利益率はどのくらいが良いの? 業種によって大きく異なります。ソフトウェア企業では25〜40%を超えることもありますが、スーパーマーケットや小売業では数%程度にとどまるのが一般的です。同業他社や、その企業自身の過去の推移と比べて判断しましょう。
営業利益率と純利益率(当期純利益率)はどう違うの? 純利益率は支払利息や税金まで含めて計算します。一方、営業利益率は営業利益の段階で区切るため、本業のパフォーマンスだけを切り出して見ることができます。
営業利益率はマイナスになることもある? はい。営業費用が売上高を上回ると営業利益はマイナスとなり、利益率もマイナスになります。これは営業赤字(本業での赤字)のサインです。