仮想通貨マイニング収益計算ツールとは?
このツールは、マイニングリグ(採掘機)が電気代を差し引いた後にどれくらい稼げるかを試算します。単位をそろえてネットワークのパラメータを入力すれば、ビットコイン・ライトコイン・モネロなど、あらゆるPoW(プルーフ・オブ・ワーク)系のコインに対応します。マイニングの採算性はコイン価格・ネットワーク難易度・電気料金によって刻々と変化するため、結果はあくまで「その時点でのスナップショット」であり、将来の利益を保証するものではありません。
使い方
まず、お使いのリグのハッシュレートとネットワーク全体のハッシュレートを、同じ単位で入力します(例:両方とも\(\text{H/s}\)、または両方とも\(\text{TH/s}\))。続いて、現在のブロック報酬、1日あたりのブロック数(ビットコインは約144)、リアルタイムのコイン価格(USD)、リグの消費電力(kW)、そして1kWhあたりの電気料金を入力してください。ツールが1日の利益に加え、月次・年次の見込み額を算出します。
計算式の解説
あなたのネットワークシェアは「自分のハッシュレート ÷ ネットワーク全体のハッシュレート」で求められます。このシェアに1日あたりの新規発行量(ブロック報酬 × 1日のブロック数)を掛けると1日に採掘できるコイン数が、さらにコイン価格を掛けると1日の売上が出ます。電気代は「消費電力(kW)× 24時間 × 料金」です。利益は売上から電気代を引いたものです。
$$\text{1日の利益} = \left( \frac{H}{N} \cdot R \cdot B \cdot P \right) - \left( K \cdot 24 \cdot E \right)$$
計算例
たとえば、500 EH/sのビットコインネットワークで100 TH/sのリグを稼働させたとします(シェア = \(100\mathrm{e}{12} \div 500\mathrm{e}{18} = 2\mathrm{e}{-7}\))。ブロック報酬3.125 BTC、1日144ブロック、価格65,000ドルとすると、1日の売上は約 $$2\mathrm{e}{-7} \times 3.125 \times 144 \times 65{,}000 \approx 5.85 \text{ドル}$$ です。リグの消費電力が3.5 kW、電気料金が0.12ドル/kWhの場合、電気代は $$3.5 \times 24 \times 0.12 = 10.08 \text{ドル/日}$$ となります。結果、1日の純利益は約 \(-4.23\) ドル。この条件では赤字ということになります。
よくある質問
プール手数料やハードウェア費用は含まれますか? いいえ。このツールは「売上 − 電気代」のみを計算します。プール手数料(通常1〜2%)や、ハードウェア費用の償却分は別途差し引いて、全体像を把握してください。
利益がマイナスになるのはなぜですか? 電気料金が高い、またはコイン価格が低いと、マイニングは赤字になります。電気代を下げるか、市場環境が好転するのを待つとよいでしょう。
ハッシュレートの単位は何を使えばいいですか? 自分のハッシュレートとネットワークハッシュレートで同じ単位を使えば、どの単位でも構いません。計算では両者の「比率」だけを用いるためです。