ノットとは?
ノット(knot)は「1時間に1海里進む速さ」を表す速度の単位で、航空・船舶の航行・気象の分野で世界的に使われています。海里は地球の形状(緯度1分の長さ)を基準にしているため、ノットは航海・航空のナビゲーションに非常に便利です。一方で、地上スタッフや乗客、天気予報などでは、マイル毎時(mph)やキロメートル毎時(km/h)のほうが分かりやすいことも多いもの。このツールを使えば、その違いを一瞬で埋められます。
使い方
速度をノットで入力するだけで、マイル毎時(mph)とキロメートル毎時(km/h)の両方に換算した値が表示されます。たとえば、一般的なジェット旅客機の巡航速度はおよそ470ノット、小型のセスナなら120ノットほどです。換算係数は世界共通で、国によって変わることはありません。
計算式の解説
1海里は正確に1.852kmと定義されているため、1ノットはそのまま1.852km/hになります。法定マイル(statute mile)に換算すると、1海里は1.15078マイルにあたり、これがmphへの換算係数となります。式にすると次のとおりです。
$$\begin{aligned} \text{mph} &= \text{ノット} \times 1.15078 \\[0.4em] \text{km/h} &= \text{ノット} \times 1.852 \end{aligned}$$計算例
たとえば、ある航空機が対地速度250ノットを示しているとします。1.15078を掛けると\(250 \times 1.15078 = 287.7\,\text{mph}\)、250に1.852を掛けると\(250 \times 1.852 = 463\,\text{km/h}\)になります。つまり、\(250\,\text{ノット} \approx 287.7\,\text{mph} \approx 463\,\text{km/h}\) です。
よくある質問
ノットはmphより速いの? はい。1海里は1法定マイルより長いため、同じ速度をmphで表すと必ず数値が大きくなります。たとえば100ノットは約115mphです。
なぜパイロットはmphではなくノットを使うの? 海里は海図上の緯度の度数とぴったり対応しているため、長い洋上ルートでも航行や距離の計算がシンプルになるからです。
km/hの換算係数は正確な値? はい。国際的な定義により、1ノット=正確に1.852km/hです。mphの係数(1.15078)は、この正確な関係から丸めた値です。