この計算機でできること
「電気自動車 vs ガソリン車 コスト比較計算機」は、ガソリン車の1マイルあたりの燃料費と、電気自動車(EV)の1マイルあたりのエネルギー費用を比較し、1年間走った場合にどれだけ節約できる(または損する)かを試算するツールです。特定の国の制度に縛られない汎用的な仕組みなので、ご自身の通貨と単位で価格を入力するだけで使えます。なお、入力欄のラベルには米国式のガロン(米ガロン)とドルが使われていますが、通貨や単位を揃えて入力すれば、どの国でも問題なく計算できます。日本で使う場合は、価格を円に置き換え、距離はマイル基準のまま考えれば差額の傾向をつかめます(1マイル≒1.6km)。
使い方
ガソリン車とEVに関する4つの数値を入力します。1ガロンあたりのガソリン価格、車の燃費(MPG=1ガロンで走れるマイル数)、電気料金($/kWh)、そしてEVの電費(1マイルあたりのkWh、一般的なEVは0.25〜0.35 kWh/マイル程度)です。さらに年間走行距離を入力すると、それぞれの1マイルあたりのコストと、年間の節約額が表示されます。
計算式の解説
ガソリン車の1マイルあたりコストは、ガソリン価格を燃費で割ったものです:
$$\text{ガソリンCPM} = \frac{\text{ガソリン価格}}{\text{MPG}}$$EVの1マイルあたりコストは、1マイルで消費するエネルギー量に電気料金を掛けたものです:
$$\text{EV CPM} = \text{kWh/マイル} \times \text{電気料金}$$年間の節約額は、その差に走行距離を掛けて求めます:
$$\text{年間の節約額} = \left( \text{ガソリンCPM} - \text{EV CPM} \right) \times \text{走行距離}$$結果がプラスなら、EVのほうが燃料(エネルギー)費が安いことを意味します。
計算例
たとえばガソリンが1ガロンあたり$3.50で燃費が30 MPG、電気料金が$0.15/kWh、EVの電費が0.30 kWh/マイル、年間走行距離が12,000マイルだとします。ガソリンCPM = \( 3.50 \div 30 = \$0.1167 \)。EV CPM = \( 0.30 \times 0.15 = \$0.045 \)。1マイルあたりの節約額は $0.0717 なので、年間の節約額は
$$\$0.0717 \times 12{,}000 \approx \$860$$となります。
よくある質問
車両本体の購入価格は含まれますか? いいえ。この計算機は燃料・エネルギーのランニングコストのみを比較します。トータルの所有コスト(TCO)は、車両価格・減価償却・メンテナンス費・補助金などによっても変わります。
EVの電費が「マイル/kWh」で表示されている場合は? 次のように換算してください:\( \text{kWh/マイル} = 1 \div (\text{マイル/kWh}) \)。たとえば 3.5 mi/kWh なら 0.286 kWh/マイルになります。
節約額がマイナスになるのはなぜ? 電気料金が高い場合やガソリンが非常に安い場合は、ガソリン車のほうが1マイルあたりのコストが安くなることがあり、その結果、節約額がマイナス(不利)と表示されます。