割引の「重ねがけ」とは?
割引の重ねがけ(複利割引)とは、同じ商品に2つ以上の「○%OFF」を続けて適用することです。たとえば「20%OFF、さらにレジで10%OFF」といったケースがこれにあたります。ここでよくある勘違いが、割引率を単純に足してしまうこと(20%+10%=30%)。これは間違いです。後の割引は、前の割引を引いたあとの価格に対してかかるため、重ねがけの割引額は単純な合計よりも必ず小さくなります。この計算ツールは掛け算で正しく処理し、本当の実質割引率まで表示します。
使い方
まず元の価格を入力し、続けて最大4つまでの割引率(%)を入力してください。使わない割引欄は0のままで構いません。残価の割合どうしを掛け合わせて、最終価格・実際に得する合計割引額・それに相当する1回分の割引率を自動で計算します。
計算式の解説
各割引 \(d\) を小数で表すと、価格として残る割合は(1 − d)になります。これらをすべて掛け合わせ、さらに元の価格 \(P\) に掛けます。
$$\text{最終価格} = P \times (1 - d_1) \times (1 - d_2) \times \cdots \times (1 - d_n)$$
合計割引額は単純に \(P - \text{最終価格}\) で求められ、実質割引率は割引額を元の価格で割った値になります。
計算例
100ドルのジャケットが20%OFF、さらに追加で10%OFFになるとします。ステップ1:$$100 \times (1 - 0.20) = 80\text{ドル}$$ステップ2:$$80 \times (1 - 0.10) = 72\text{ドル}$$最終価格は72ドル、合計割引額は28ドル、実質割引率は28%です。2つの割引率を単純に足して得られる30%にはなりません。
よくある質問
割引を適用する順番で結果は変わりますか? いいえ。掛け算は順番を入れ替えても結果が同じなので、20%→10%でも、10%→20%でも、最終価格は変わりません。
なぜ実質割引率が合計より小さくなるのですか? 後の割引は、すでに値引きされたあとの価格にかかるため、元の価格にかける場合より値引き額が小さくなるからです。
クーポンとセールの併用にも使えますか? はい。どちらも「その時点の価格に対する%OFF」として適用される場合は使えます。ただしクーポンが「○ドル引き」といった定額値引きの場合は割合ではないため、このモデルには当てはまりません。