割引後の利益率計算ツールとは?
商品に割引を設定すると販売価格は下がりますが、原価は変わりません。つまり、その分だけ利益率が削られてしまいます。このツールは、割引を適用した後にどれだけの利益率が残るのかを正確に表示するので、そのキャンペーンが本当に採算に合うのかを判断できます。通貨の種類は問いません。同じ単位で数値を入力すれば、円でもドルでもそのまま計算できます。
使い方
入力するのは3つの数字だけです。定価(割引前の正規価格)、原価(その商品の仕入れ・製造コスト)、そして適用予定の割引率(%)を入力します。すると、値引き後の売上、1個あたりの利益、その結果としての利益率、さらに原価に対する利益の上乗せ率(マークアップ)が表示されます。
計算式の解説
まず割引によって価格を下げ、実際の売上を求めます。$$\text{売上} = \text{価格} \times \left(1 - \frac{\text{割引率}}{100}\right)$$利益はシンプルに売上 − 原価です。利益率は、その利益を売上に対する割合で表します。$$\text{利益率} = \frac{\text{売上} - \text{原価}}{\text{売上}} \times 100$$分母が「割引後の売上」になっているため、割引を深くすればするほど、価格の下落以上に利益率が急速に削られていきます。
計算例
定価100ドル、原価60ドルの商品に、10%の割引を適用するとします。割引後の売上は \(100 \times (1 - 0.10) = 90\) ドル。利益は \(90 - 60 = 30\) ドル。利益率は \(30 \div 90 \times 100 = 33.33\%\) となります。割引がなければ利益率は40%でしたから、わずか10%の値引きで利益率が約6.7ポイントも目減りしたことになります。
よくある質問
利益率(マージン)とマークアップの違いは? 利益率は「利益 ÷ 販売価格」、マークアップは「利益 ÷ 原価」で計算します。利益率33.33%は、マークアップでは50%に相当します。
利益率がマイナスになることはありますか? あります。割引後の価格が原価を下回ると、利益も利益率もマイナスになり、その販売が赤字であることを示します。
これは税込み・税抜きのどちらですか? この計算は税引き前の粗利益率です。税金・送料・諸経費は含まれていません。これらを反映させたい場合は、原価にあらかじめ織り込んで入力してください。