IPサブネット計算ツールとは?
IPサブネット計算ツールは、IPv4アドレスとCIDRプレフィックス(例:/24)を入力すると、サブネットマスク・ネットワークアドレス・ブロードキャストアドレス・利用可能なホストアドレスの範囲・そのサブネットに収容できるホスト数を瞬時に算出します。ネットワークエンジニアやサーバー管理者はもちろん、CCNAなどのネットワーク系資格を勉強している方にも欠かせない定番ツールです。本ツールは標準的なIPv4アドレッシングに対応しており、特定の国に依存するものではなく、世界共通で利用できます。
使い方
IPv4アドレスの4つのオクテット(それぞれ0〜255)を入力し、CIDRプレフィックスを0〜32の範囲から選びます。ツールはビット単位のAND演算でIPアドレスにマスクを適用し、関連するすべての値を導き出します。最も大きく表示されるのは「利用可能なホスト数」で、その下の表にはネットワークアドレス・サブネットマスク・ブロードキャストアドレス・ホスト範囲・総アドレス数がまとめて表示されます。
計算式の解説
サブネットマスクは32ビットの値で、左側からpビットを1にしたものです。ホストビット数は\(32 - p\)で求められるため、ブロックサイズ(総アドレス数)は\(2^{(32 - p)}\)となります。このうち2つは予約されており、ネットワークアドレス(ホストビットがすべて0)とブロードキャストアドレス(ホストビットがすべて1)が該当します。したがって、利用可能なホスト数は次のようになります。
$$\text{Hosts} = 2^{(32 - p)} - 2$$ネットワークアドレスそのものは\(\text{IP} \mathbin{\&} \text{Mask}\)で計算します。完全な計算式は次のとおりです。
$$\begin{gathered} \text{Mask} = \text{0xFFFFFFFF} \ll (32 - \text{Prefix}) \\[1.5em] \text{where}\quad \left\{ \begin{aligned} \text{IP} &= \text{O1}.\text{O2}.\text{O3}.\text{O4} \\ \text{Network} &= \text{IP} \mathbin{\&} \text{Mask} \\ \text{Broadcast} &= \text{Network} \mathbin{|} (\lnot\,\text{Mask}) \\ \text{Hosts} &= 2^{(32 - \text{Prefix})} - 2 \end{aligned} \right. \end{gathered}$$
計算例
192.168.1.10/24の場合:ホストビット = \(32 - 24 = 8\)、ブロックサイズ = \(2^8 = 256\)、利用可能なホスト数 = \(256 - 2 = 254\) となります。サブネットマスクは255.255.255.0、ネットワークアドレスは192.168.1.0、ブロードキャストアドレスは192.168.1.255、利用可能なホスト範囲は192.168.1.1から192.168.1.254までです。
よくある質問
なぜホスト数から2を引くのですか? ネットワークアドレスとブロードキャストアドレスは機器に割り当てることができないため、利用可能な合計数から差し引いています。
/31や/32はどうなりますか? /31はポイントツーポイント接続で使われ、ブロードキャストを予約しないため2つのアドレスが利用可能です。/32は単一のホストを表します。本ツールはこれらの特殊なケースにも対応しています。
IPv6には対応していますか? いいえ。本ツールはIPv4(32ビット)アドレッシング専用です。