サブネット/CIDR計算ツールとは?
このツールは、CIDRプレフィックス(/24 のようにスラッシュの後ろに付く数値)で指定したIPv4サブネットに、いくつのIPアドレスが収まるかを計算します。出力されるのは、総アドレス数、ホストビット数、そして実際に機器へ割り当てられる有効ホストアドレス数です。標準的なIPv4ネットワークに対応した汎用ツールで、特定の国やベンダー固有のルールには依存しません。
使い方
CIDRプレフィックス長を0〜32の範囲で入力します。プレフィックスは、ネットワーク部として固定される先頭ビット数を表し、残りのビットがホスト用に使えます。プレフィックスが小さい(例:/16)ほどネットワークは大きく、収容できるホスト数も増えます。逆にプレフィックスが大きい(例:/30)と、ごく小規模なサブネットになります。
計算式の解説
IPv4アドレスは32ビットで構成されます。ホスト部は \(32 - \text{prefix}\) ビットなので、総アドレス数は \(2^{(32 - \text{prefix})}\) となります。通常のサブネットでは2つのアドレスが予約されます。ネットワークアドレス(ホストビットがすべて0)とブロードキャストアドレス(ホストビットがすべて1)です。したがって有効ホスト数は次のようになります。
$$\text{Usable Hosts} = 2^{\left(32 - \text{Prefix }(/n)\right)} - 2$$
なお、/31(ポイントツーポイントリンク、RFC 3021)や /32(単一ホスト)は特殊なケースで、標準の「−2」は適用されません。
計算例
/24 ネットワークの場合:ホストビット = \(32 - 24 = 8\)、総数 = \(2^8 = 256\) アドレスです。ここからネットワークアドレスとブロードキャストアドレスを差し引くと、
$$256 - 2 = 254 \text{ホスト(有効)}$$
これは家庭や小規模オフィスのLANで定番のサイズです。
よくある質問
なぜ2を引くのですか? 先頭のアドレスはネットワークを識別し、末尾のアドレスはブロードキャスト用に使われるため、どちらもホストには割り当てられません。
/30ではどうなりますか? 総数 = \(4\)、有効 = \(2\) です。2台のルーター間を結ぶリンクに最適です。
IPv6には使えますか? いいえ。IPv6は128ビットのアドレス空間を使い、ホスト数の数え方も異なります。本ツールはIPv4専用です。