脈圧とは?
脈圧(PP)とは、収縮期血圧(SBP=上の数値)と拡張期血圧(DBP=下の数値)の差を指します。心臓が一拍ごとに生み出す力の大きさや、太い動脈のしなやかさ(弾力性)を反映する指標です。安静時の脈圧は、おおむね40mmHg程度が目安とされています。
このツールの使い方
収縮期血圧と拡張期血圧の測定値をmmHg単位で入力してください。脈圧がすぐに表示されるほか、平均血圧(MAP)も同時に推定します。MAPは全身の臓器への血液の行きわたり具合(灌流)を知るうえで役立つ指標です。
計算式の解説
脈圧の求め方はとてもシンプルで、脈圧=収縮期血圧(SBP)−拡張期血圧(DBP)です。
$$\text{PP} = \text{SBP (mmHg)} - \text{DBP (mmHg)}$$
たとえば血圧が120/80mmHgなら、脈圧は\(120-80=40\,\text{mmHg}\)となります。MAPの推定にはMAP=DBP+PP/3を用います。
$$\text{MAP} = \text{DBP (mmHg)} + \frac{\text{SBP (mmHg)} - \text{DBP (mmHg)}}{3}$$
これは、心周期のうち拡張期のほうが長いことを反映した計算式です。
計算例
血圧が140/90mmHgだったとしましょう。脈圧は\(140-90=\)50mmHgです。MAPは\(90 + (50 \div 3) \approx\)106.7mmHgとなります。このように脈圧が広がっている状態は、動脈の硬化(動脈硬化)と関連していることがあります。
よくある質問(FAQ)
正常な脈圧はどのくらいですか?安静時で40mmHg前後が一般的な目安です。常に60mmHgを超える(広い)場合や、25mmHgを下回る(狭い)場合は、医療機関での評価を検討したほうがよいでしょう。
脈圧が高いと問題なのですか?脈圧が広い状態は動脈の硬化と関連することが多く、特に高齢の方では心血管リスクの目安となる場合があります。
これは診断になりますか?いいえ。本ツールはあくまで教育・参考目的のものです。血圧について気になる点があれば、必ず医師などの医療専門家にご相談ください。