留め切り角度計算ツールとは?
2本のモールディングや幅木、額縁の枠材などがコーナーで突き合わさるとき、継ぎ目をきれいに収めるには、それぞれの部材を斜めにカットする必要があります。このツールは、コーナーそのものの角度を入力するだけで、各部材を切るべき正確な留め切り角度(マイター角度)に変換してくれます。標準的な90°だけでなく、あらゆる角度に対応しているので、六角形のフレームや出窓、八角形のプランター、直角になっていない壁の入隅・出隅まで幅広く役立ちます。
使い方
2つの部材が突き合わさるコーナーの実際の角度を測ります。直角のコーナーなら90°です。その数値を入力すると、計算ツールが2つの値を返します。ひとつは「留め切り角度」(直角の切り口を基準に、各部材を切る角度)、もうひとつは「マイターソーの設定値」(一般的なマイターソーのダイヤルにセットする数値で、まっすぐ切る場合は0°と表示されます)です。
計算式の解説
コーナーを左右均等に分けるには、2本の部材それぞれが全体の角度の半分を受け持ちます。つまり留め切り角度=コーナー角度 ÷ 2です。
$$\text{留め切り角度} = \frac{\text{コーナー角度}}{2}$$90°のコーナーなら、各部材は45°の留め切りとなり、45°のカットが2つ合わさって90°の空間をちょうど埋めます。
多くのマイターソーは、まっすぐ(90°)の横切りを基準(ゼロ)にしているため、ダイヤルの設定値は90° − 留め切り角度になります。
$$\text{ソーの設定値} = 90^{\circ} - \frac{\text{コーナー角度}}{2}$$したがって45°の留め切りはダイヤル45°にセットし、より緩やかなコーナー向けの22.5°の留め切りはダイヤル67.5°にセットします。
計算例
六角形のミラーフレームを作る場合を考えてみましょう。正六角形の内角は120°です。120と入力すると、留め切り角度は \(120 \div 2 = 60^{\circ}\)(1カットあたり)、マイターソーの設定値は \(90 - 60 = 30^{\circ}\) となります。6枚の部材すべてを、両端とも60°で留め切りします。
よくある質問
90°のコーナーは何度で切る? 各部材45°です。額縁づくりでおなじみの定番カットです。
八角形の場合は? 内角は135°なので、留め切り角度は67.5°、ソーの設定値は22.5°になります。
直角でない壁にも対応している? はい。分度器や自由スコヤ(ベベルゲージ)で実際のコーナー角度を測って入力するだけです。入力した角度を計算ツールが半分にしてくれます。