この計算ツールでできること
このツールは、長方形のウッドデッキを張るのに必要な床板の枚数を見積もります。各床板の実際の幅、水はけや木材の膨張・収縮を考慮して板と板の間にあける小さな隙間、そして購入予定の板の規格長さを踏まえて計算します。算出結果は枚数単位で切り上げられるため、材料が足りなくなる心配はありません。なお、長さの単位はフィート(ft)、幅や隙間はインチ(in)で入力します。日本ではメートル法が一般的ですが、デッキ材は北米規格(2×6など)で流通していることも多いため、本ツールはヤード・ポンド法をそのまま採用しています。
使い方
まず、デッキ全体の幅と長さをフィート(ft)で入力します。次に、床板1枚の幅をインチ(in)で入力します(一般的な2×6材で約5.5インチ)。続いて板1本の規格長さをフィート(ft)で(8・12・16ftが主流)、そして板と板の間にあけたい隙間をインチ(in)で入力します(通常は1/8〜1/4インチ程度)。「計算する」をクリックすると、必要な床板の総枚数に加えて、列数と1列あたりの枚数が表示されます。
計算式の仕組み
まずデッキの幅をインチに換算し、実効板幅(板の幅+隙間)で割ります。これを切り上げると、デッキの長さ方向に走る列の数が求まります。各列はデッキの長さ分をカバーする枚数が必要なので、デッキの長さを板の長さで割ります。列数と1列あたりの枚数を掛け合わせ、切り上げることで必要な総枚数が算出されます。
$$\begin{gathered} \text{Boards} = \left\lceil \text{Rows} \times \text{Boards per Row} \right\rceil \\[1.5em] \text{where}\quad \left\{ \begin{aligned} \text{Rows} &= \left\lceil \frac{12 \times \text{Deck Width (ft)}}{\text{Board Width (in)} + \text{Gap (in)}} \right\rceil \\[0.5em] \text{Boards per Row} &= \frac{\text{Deck Length (ft)}}{\text{Board Length (ft)}} \end{aligned} \right. \end{gathered}$$
計算例
幅12ft×長さ16ftのデッキで、5.5インチ幅の板、0.25インチの隙間、8ftの板を使う場合:デッキ幅12ft=144インチ、実効板幅=5.5+0.25=5.75インチ、列数=切り上げ(144÷5.75)=切り上げ(25.04)=26列。1列あたりの枚数=16÷8=2枚。総枚数=切り上げ(26×2)=52枚となります。
$$12\,\text{ft} = 144\,\text{in}$$ $$\text{実効板幅} = 5.5 + 0.25 = 5.75\,\text{in}$$ $$\text{列数} = \left\lceil 144 \div 5.75 \right\rceil = \left\lceil 25.04 \right\rceil = 26$$ $$\text{1列あたりの枚数} = 16 \div 8 = 2$$ $$\text{総枚数} = \left\lceil 26 \times 2 \right\rceil = 52$$よくある質問
予備分は足したほうがいい? はい。カットや施工ミス、破損した板に備えて、算出結果より1割ほど多めに購入しておくと安心です。
デッキの骨組みも含まれる? いいえ。本ツールが見積もるのは表面の床板のみで、根太・大引き・ビスなどの金物は含まれません。
隙間はどれくらいあければいい? 多くの施工業者は水はけと季節による伸縮を考慮して1/8〜1/4インチの隙間をあけます。使用する板のメーカー推奨値も必ず確認してください。