この計算ツールでできること
対象地域について:このツールは日本向けの初期値を採用しています。平均寿命の初期値は84歳、たばこの価格は1箱440円、生涯のたばこ代は万円単位(1万円=1単位)で表示します。すべての初期値は編集できるため、日本以外の方も平均寿命や1箱あたりの価格をお住まいの国の数値に置き換えるだけで利用できます。なお、たばこ1本あたりの「寿命短縮」の数値は公衆衛生上のおおまかな推計値であり、医学的な予測ではありません。
このツールでは、喫煙者の予測寿命、残りの余命、平均寿命と比べて失われる年数の合計、そして生涯にわたって支払うたばこ代の総額を試算します。
使い方
1日に吸うたばこの本数、1箱の価格、喫煙を始めた年齢、(任意で)現在の年齢、そして平均寿命(たばこを一切吸わなかった場合に到達する年齢)を入力してください。現在の年齢は残りの余命を表示するためだけに使います。
計算式の解説
このモデルは、たばこ1本につき約5分30秒(5.5分)寿命が縮むという英国王立内科医協会(Royal College of Physicians)の推計に基づいています。これを「1日喫煙あたりの年数」に換算すると、\(r = \dfrac{\text{1日の本数} \times 5.5}{525960}\) となります。525960は1年(365.25日)あたりの分数です。喫煙開始年齢を \(s\) とし、その後 \(T\) 年間吸い続けると、暦の上での年齢は \(s + T\) となり、喫煙によって \(r \times 365.25 \times T\) 年分の寿命が削られます。\(s + T + (r \times 365.25 \times T)\) がベースとなる寿命 \(L_0\) に達したときに死亡すると考えると、 $$T = \frac{L_0 - s}{1 + r \times 365.25}$$ という閉じた式が得られます。予測寿命は \(s + T\) で求められます。
計算例
1日20本、1箱440円、20歳から喫煙、ベースの寿命を84歳とした場合: $$r = \frac{20 \times 5.5}{525960} = 0.0002091$$ $$r \times 365.25 = 0.07639$$ $$T = \frac{84 - 20}{1.07639} = 59.46 \text{年}$$ したがって予測寿命は約79.5歳、失われる余命は約4.5年となります。生涯に吸うたばこは \(20 \times 365.25 \times 59.46 = 434{,}330\) 本、すなわち21,716箱で、たばこ代は9,555,000円、約955.5万円になります。
よくある質問
残りの余命がマイナスになるのはなぜですか?現在の年齢がすでに予測寿命を上回っている場合、統計上の予測年齢を過ぎていることを示すために、残りの余命をマイナスで表示します。
これは医学的なアドバイスですか?いいえ。これは啓発・参考目的の試算です。個々の結果は遺伝、健康状態、その他さまざまな要因によって変わります。
日本以外でも使えますか?はい。平均寿命と1箱あたりの価格をお住まいの国の数値に置き換えてください。計算方法は同じです。