コンクリートブロック充填計算機とは?
耐力壁や鉄筋を入れた補強組積造(メーソンリー)の壁をつくる際、コンクリートブロック(CMU=Concrete Masonry Unit)の中空部分(ボイド)にコンクリートやグラウトを流し込んで、強度を高めたり鉄筋を固定したりすることがよくあります。この計算機では、ブロックの数に1個あたりの空洞容積を掛け合わせ、さらにこぼれや余分な打設に備えたロス率(任意)を加えることで、必要なコンクリート量をすばやく見積もれます。なお寸法はインチ・立方フィート・立方ヤードといったヤード・ポンド法が基準で、北米のCMU規格を前提としています。日本のコンクリートブロックとは寸法や規格が異なるため、国内の製品を使う場合はメーカーの仕様値に置き換えてご利用ください。
使い方
充填するブロックの総数、ブロック1個あたりの空洞容積(立方フィート)、そして任意でロス率(%)を入力します。すると、ロスを含まない基本充填量、ロスを加えた合計量、そして生コンクリートを発注する際に一般的な単位である立方ヤード換算値が表示されます。
標準的な8×8×16インチの中空ブロックでは、空洞容積はおおよそ0.256立方フィートですが、これはメーカーやブロックの種類によって変わります。可能な限り、仕入先の仕様書に記載された数値をお使いください。
計算式の解説
基本となる式は 充填量 = ブロック数 × 1個あたりの空洞容積 です。ロス率を加える場合は、これに(1 + ロス率÷100)を掛けます。立方ヤードへ換算するには、立方フィートを27で割ります。1立方ヤードは27立方フィートに相当するためです。
$$V_{\text{yd}^3} = \frac{\text{Blocks} \times \text{Void Volume (ft}^3\text{)} \times \left(1 + \frac{\text{Waste (\%)}}{100}\right)}{27}$$
計算例
たとえば、1個あたりの空洞容積が0.256 ft³のブロックが100個あり、ロス率を10%見込むとします。基本容積は \(100 \times 0.256 = 25.6\ \text{ft}^3\)。ロスを加えると \(25.6 \times 1.10 = 28.16\ \text{ft}^3\)。立方ヤードに換算すると \(28.16 \div 27 \approx 1.043\ \text{yd}^3\) になります。
よくある質問
標準的なブロックの空洞容積はどのくらい? 8インチのCMUで約0.25〜0.26 ft³です。必ずお使いのブロックの仕様書で確認してください。
ロス率は加えたほうがいい? はい。こぼれや空洞のばらつき、打設のはみ出しを考慮して、5〜10%を見込むのが一般的です。
すべての空洞を埋める必要がある? 必ずしもそうではありません。多くの設計では鉄筋が入るセルだけを充填します。実際に充填するブロック(またはセル)の数だけを数えてください。