データ転送速度変換ツールとは?
このツールは、ネットワークやストレージの転送速度を1つの単位で入力するだけで、よく使われるすべてのデータ転送速度の単位へ同時に換算します。対応しているのは、基本となる毎秒ビット・毎秒バイトのほか、10進ベースのSI単位(1000の累乗を基準としたキロビット・メガビット・ギガビット・テラビットと、それぞれのバイト換算)、そして2進ベースのIEC 80000-13単位(1024の累乗を基準としたキビビット・メビビット・ギビビット・テビビットと、それぞれのバイト換算)です。特定の国や規格バージョンに依存しない汎用ツールなので、世界中どこでも同じように使えます。
使い方
「速度」に数値を入力し、その値が表す「単位」を選んで実行するだけです。結果の表には、全18単位での換算値が「基本」「SI(1000基準)」「IEC 80000-13(1024基準)」の3グループに分けて表示されます。覚えておきたいポイントは、小文字のbはビット、大文字のBはバイトを表し、1バイト=8ビットである点です。さらに、SIは1000倍ごと、IECは1024倍ごとに単位が上がります。
計算式のしくみ
各単位は、基準単位である「毎秒ビット」に対する係数として保持されています。まず入力値に元の単位の係数を掛けて毎秒ビットに正規化し、次に変換先となる各単位の係数で割ることでそれぞれの値を求めます。すべての係数が正確な整数のため、表示用の桁数調整をする前の計算段階では丸め誤差が生じません。
$$\text{bits/s} = \text{Speed} \times \text{Unit Factor}$$$$\begin{gathered} B = \text{Speed} \times \text{Unit Factor} \\[1.5em] \text{where}\quad \left\{ \begin{aligned} B &= \text{value in bits per second} \\ \text{Result} &= \dfrac{B}{\text{Target Unit Factor}} \end{aligned} \right. \end{gathered}$$
計算例
たとえば「速度=1」「単位=メガビット毎秒(係数1,000,000)」とします。毎秒ビットに直すと \(1 \times 1{,}000{,}000 = 1{,}000{,}000\) b/s です。これを割っていくと、毎秒バイト = \(1{,}000{,}000 \div 8 = 125{,}000\)、キロバイト毎秒 = \(1{,}000{,}000 \div 8{,}000 = 125\)、メガバイト毎秒 = \(1{,}000{,}000 \div 8{,}000{,}000 = 0.125\)、キビビット毎秒 = \(1{,}000{,}000 \div 1{,}024 = 976.5625\) となります。つまり1 Mb/sの回線は125 kB/sで転送する計算です。
よくある質問
なぜ1 Mbpsは1 MB/sではないのですか? 1バイトは8ビットだからです。1メガビット毎秒は0.125メガバイト毎秒にしかならないため、8 Mb/sの回線の実際のダウンロード速度はおよそ1 MB/sになります。
MBとMiBの違いは? MB(メガバイト)は10進で1,000,000バイト、MiB(メビバイト)は2進で1,048,576バイトです。このツールは両方を表示するので、カタログ表記のSI速度とソフトウェア上の2進表示を見比べられます。
0やマイナスの値を入力できますか? 0はすべての単位で0に変換されます。転送速度は通常マイナスにはなりませんが、負の数も数学的にそのまま計算して表示します。