このツールでできること
「平均日次残高による利息計算ツール」は、クレジットカードのカード会社が1回の請求期間に対して課す利息を試算するためのものです。米国の多くのカード会社は「平均日次残高方式(average daily balance method)」を採用しており、請求サイクル中の毎日の残高を記録して平均を算出し、それに日次周期利率(daily periodic rate)とサイクルの日数を掛けて利息を計算します。このツールはその計算ロジックを忠実に再現しているため、明細書の金額を確認したり、返済計画を立てたりする際に役立ちます。なお、これは米国のクレジットカードを想定した計算方式であり、日本のカードでは利息(手数料)の計算方法やリボ払いの算定基準が異なる場合がある点にご注意ください。
使い方
入力するのは次の3つの値です。平均日次残高(通常はカード会社の明細書に記載されています)、カードのAPR(年率)をパーセントで、そして請求サイクルの日数(一般的に28〜31日)です。入力すると、そのサイクルの利息額に加えて、日次周期利率と1日あたりの利息額が表示されます。
計算式の解説
基本となる式は $$\text{利息} = \text{平均日次残高} \times \frac{\text{APR}}{365} \times \text{サイクル日数}$$ です。\(\text{APR} \div 365\) で日次周期利率(年間利息を1日分に割り当てた割合)が求まります。これに平均残高を掛けると1日分の利息になり、さらにサイクルの日数を掛けることで、そのサイクル全体の利息額が算出されます。
計算例
たとえば、平均日次残高が1,000ドル、APRが19.99%、サイクルが30日だとします。日次周期利率は \(0.1999 \div 365 \approx 0.00054767\) です。1日分の利息は \(1{,}000\,\text{ドル} \times 0.00054767 \approx 0.5477\,\text{ドル}\) となります。これを30日間続けると、利息額はおよそ16.43ドルになります。
よくある質問
なぜ365で割るのですか? 多くのカード会社は日次周期利率の算出に365日を基準とした1年を使います。一部の会社は360日を用いており、その場合は利息がわずかに高くなります。
平均日次残高はどこで確認できますか? 通常、毎月の明細書にある利息(finance charge)の項目に記載されています。
早めに返済すると利息は減りますか? はい。毎日の残高がそれぞれ計算に反映されるため、サイクルの早い段階で残高を減らすほど平均残高が下がり、結果として利息も少なくなります。