鯨尺とは
この計算ツールは日本の伝統的な尺度に対応しています。鯨尺(くじらじゃく)は、着物や呉服を仕立てる際に使われる和裁用の長さの単位です。その名は、かつて物差しがクジラのひげ(鯨ひげ)で作られていたことに由来します。大工仕事に使う「曲尺(かねじゃく)」とは別物で、布地の寸法を測るための尺度である点に注意してください。鯨尺の1尺は約37.879cmと、曲尺よりかなり長く、鯨尺の1尺は曲尺でいうと1尺2寸5分にあたります。
単位の定義
基準となる正確な値は1尺 = 25/66メートル=0.378787…m=37.8787…cmです。あとはすべて十進法で分割され、1尺=10寸、1寸=10分、10尺=1丈となります。したがって、1分=0.3787…cm、1寸=3.787…cm、1尺=37.878…cm、1丈=378.78…cmです。着物一着分の反物(たんもの)は、かつて「三丈もの(さんじょうもの)」と呼ばれる3丈の長さが基本でした。袖の長い振袖には約4丈が必要になります。
使い方
上下2つの入力欄はそれぞれ独立しています。上の欄では、丈・尺・寸・分を自由に組み合わせて入力すると、その長さがセンチメートルで表示されます。下の欄では、センチメートルで長さを入力すると、丈・尺・寸と端数の分に分解して表示されます。空欄は0として扱われます。
$$\text{cm} = \left(10\,\text{Jo} + \text{Shaku} + \frac{\text{Sun}}{10} + \frac{\text{Bu}}{100}\right) \times \frac{2500}{66}$$$$\text{Total Bu} = \frac{\text{Length (cm)}}{\frac{2500}{66}} \times 100$$計算例
尺=1、寸=2、分=5と入力した場合、尺に換算すると\(1 + 0.2 + 0.05 = 1.25\)尺となり、長さは\(1.25 \times 37.8787\ldots = 47.35\)cmです。逆向きに計算すると、100cm=\(100 \div 37.8787\ldots = 2.64\)尺=264分となり、これを分解すると0丈・2尺・6寸・4分になります。
よくある質問
鯨尺は普通の尺と同じですか?いいえ、違います。大工さんが使う曲尺の1尺は約30.3cmですが、鯨尺の1尺は約37.9cmで、こちらは布地を測るのに用います。
「三丈もの」はどれくらいの長さですか?3丈=30尺=\(1136.36\)cm、おおよそ11.36mです。
分に小数が表示されるのはなぜですか?丈・尺・寸の整数部分を取り出した後に残る端数が小数になることがあるためです。浮動小数点による誤差を避けるため、四捨五入して表示しています。