再懸濁量計算ツールとは?
凍結乾燥(フリーズドライ)されたペプチド、抗体、オリゴヌクレオチド、プライマー、その他の乾燥試薬が手元に届いたら、使用可能なストック濃度にするために適切な量の溶媒を加える必要があります。本ツールは、加えるべき液量を正確に教えてくれます。シンプルな濃度の関係式を変形した液量 = 質量 ÷ 目標濃度という計算を行い、単位変換も自動で処理します。
使い方
手元にある乾燥物質の質量を入力し(単位はng・µg・mg・gから選択)、続いて最終的なストックにしたい濃度とその単位を入力します。すると、必要な溶媒量がミリリットル(mL)とマイクロリットル(µL)の両方で表示されます。表示された量の緩衝液または溶媒をバイアルに加え、やさしく混和すれば、目標濃度のストックが完成します。
計算式の解説
濃度は単位体積あたりの質量として定義されます(\( C = m / V \))。これを液量について解くと $$V = \dfrac{m}{C}$$ となります。ツール内部では、割り算を行う前にすべての質量をマイクログラム(µg)に、すべての濃度をマイクログラム毎ミリリットル(µg/mL)に変換しているため、どの単位の組み合わせでも正しい結果が得られます。
計算例
ペプチドが1 mgあり、2 mg/mLのストックを作りたいとします。$$\text{液量} = 1\ \text{mg} \div 2\ \text{mg/mL} = 0.5\ \text{mL} = 500\ \text{µL}$$ となります。溶媒を500 µL加えれば、2 mg/mLに調製できます。
よくある質問
どの溶媒を使えばよいですか? メーカーのデータシートに従ってください。分子の種類によって、滅菌水、PBS、DMSO、TE緩衝液などが一般的に用いられます。
固体による体積の影響は考慮されますか? いいえ。一般的なミリグラムスケールの試薬では固体の体積は無視できるほど小さいため、加えた溶媒量がほぼそのまま最終体積と一致します。
µg/mLやng/mLはどんなときに使いますか? 抗体や標準物質などの希薄な生体試料ストックは、こうした低濃度で調製されることがよくあります。その場合は該当する単位を選択してください。