ROE(自己資本利益率)とは?
ROE(Return on Equity/自己資本利益率)は、株主が出資した資本を企業がどれだけ効率よく利益に変えているかを示す指標です。パーセンテージで表され、自己資本1ドルあたり何ドルの当期純利益を生み出しているかを投資家に伝えます。ROEが高いほど、一般的に収益性が高く効率的な経営を意味しますが、必ず同業他社の水準と比較して評価することが大切です。なお、この計算は米ドル建ての例で示していますが、計算式そのものは円建てなど他の通貨でもそのまま使えます。
この計算ツールの使い方
企業の当期純利益(税引後利益。損益計算書の最終行に記載)と、自己資本(株主資本)(総資産から総負債を差し引いた額。貸借対照表に記載)を入力してください。「計算する」を押せば、ROE(%)がすぐに表示されます。正確な結果を得るために、同じ会計期間の数値を使うようにしましょう。
計算式の解説
計算はとてもシンプルです。
$$\text{ROE} = \frac{\text{当期純利益}}{\text{自己資本}} \times 100\%$$
当期純利益とは、税金や費用をすべて差し引いた後に企業に残る利益のことです。自己資本(株主資本)は、資産に対する株主の最終的な持分を表します。比率に100を掛けることで、見慣れたパーセンテージに換算しています。
計算例
たとえば、ある企業の当期純利益が200,000ドル、自己資本が1,000,000ドルだとします。ROEは$$(200{,}000 \div 1{,}000{,}000) \times 100 = \mathbf{20\%}$$となります。これは、株主が出資した自己資本1ドルにつき20セントの利益を生み出したことを意味します。
よくある質問(FAQ)
良いROEの目安は? 多くの投資家は15〜20%のROEを優良とみなしますが、理想的な水準は業種によって大きく異なります。必ず同業の企業と比較して判断しましょう。
ROEがマイナスになることはありますか? あります。企業が当期純損失を計上した場合、ROEはマイナスとなり、その期間に株主価値を毀損したことを示します。
平均自己資本を使うべきですか? より精緻に分析したい場合、一部のアナリストは期首と期末の自己資本の平均値を用います。本ツールでは、入力された単一の自己資本の数値を使って計算します。