期待リターン計算ツールとは?
期待リターン計算ツールは、将来の結果が不確実な投資について、平均してどのくらいのリターンが見込めるかを試算するためのツールです。多くの投資には確実なリターンというものはなく、好景気・平年並み・不況といったように、さまざまな結果が起こり得ます。それぞれのシナリオに「発生する確率」と「その場合に得られるリターン」を割り当てることで、本ツールは確率で加重した平均値、すなわち期待リターン \(E(R)\) を算出します。
使い方
最大4つのシナリオを入力します。各シナリオについて、そのシナリオが発生する確率(%)と、発生した場合に得られるリターン(%)を入力してください。使わない行は0のままで構いません。確率の合計は100%になるのが理想です。計算ボタンを押すと、期待リターンと、入力した確率の合計(確認用)が表示されます。
計算式の解説
期待リターンは、各シナリオの確率にそのリターンを掛けたものを合計したものです。
$$E(R) = \sum (p_i \times r_i)$$
ここで \(p_i\) はシナリオ i の確率(小数表記)、\(r_i\) はそのシナリオでのリターンを表します。確率は重み(ウェイト)として働くため、発生しやすいシナリオほど最終的な数値への影響が大きくなります。
計算例
ある投資に次の3つの結果があるとします。20%のリターンが得られる好況の確率が25%、10%のリターンの平年並みが50%、−5%のリターンとなる不況が25%です。このときの期待リターンは次のようになります。
$$E(R) = (0.25 \times 20) + (0.50 \times 10) + (0.25 \times -5) = 5 + 5 - 1.25 = \mathbf{8.75\%}$$
よくある質問
確率の合計は必ず100%にしなければなりませんか? はい。数学的に正しい期待リターンを求めるには、確率の合計が100%になる必要があります。本ツールでは合計値が表示されるので、確認に役立ちます。
リターンにマイナスの値を入れられますか? もちろんです。景気後退などの損失シナリオには、マイナスのリターン(例:−5)を入力してください。
期待リターンは確実に得られるリターンと同じですか? いいえ。期待リターンは、起こり得る多くの結果を踏まえた長期的な平均値であり、特定の期間に必ずその数値が得られることを保証するものではありません。