サファ・シンプソン・スケールとは?
サファ・シンプソン・ハリケーン・ウィンド・スケール(Saffir-Simpson Hurricane Wind Scale)は、米国国立ハリケーンセンター(NHC)が用いる1〜5の格付けで、ハリケーンを最大持続風速によって分類するものです。カテゴリーの数字が大きいほど風が強く、建物などへの被害も大きくなる可能性があります。なお、この指標は北大西洋や北東太平洋で発生する「ハリケーン」に使われるもので、日本でいう台風(最大風速で「強い」「非常に強い」「猛烈な」と表現する気象庁の階級)とは基準が異なります。本ツールは持続風速を入力するだけで、その嵐がどのカテゴリーに該当するかを判定し、mph・ノット・km/hの3単位に換算して表示します。
使い方
嵐の最大持続風速(1分間平均)を入力し、計測に使った単位を選びます。選べる単位はマイル毎時(mph)、ノット(knots)、キロメートル毎時(km/h)の3種類です。本ツールは入力値をmphに換算したうえでサファ・シンプソン・スケールのしきい値を当てはめ、該当するカテゴリーと、3つすべての単位での換算値を表示します。
カテゴリー別のしきい値
マイル毎時(mph)での区分は次のとおりです。カテゴリー1=74〜95、カテゴリー2=96〜110、カテゴリー3=111〜129、カテゴリー4=130〜156、カテゴリー5=157以上。このうちカテゴリー3・4・5は「メジャー・ハリケーン(大型で猛烈な勢力)」に分類されます。74 mph未満の場合はハリケーンではなく、熱帯暴風雨(39〜73 mph)または熱帯低気圧(39 mph未満)に区分されます。
$$\text{Category} = f\!\left(V_{\text{mph}}\right) = \begin{cases} \text{TS} & 39 \le V_{\text{mph}} < 74 \\ 1 & 74 \le V_{\text{mph}} \le 95 \\ 2 & 96 \le V_{\text{mph}} \le 110 \\ 3 & 111 \le V_{\text{mph}} \le 129 \\ 4 & 130 \le V_{\text{mph}} \le 156 \\ 5 & V_{\text{mph}} \ge 157 \end{cases}$$
計算例
たとえば、ある嵐の持続風速が120 mphだったとします。\(111 \le 120 \le 129\) の範囲に入るため、これはカテゴリー3に該当し、メジャー・ハリケーンとなります。他の単位に換算すると、約104.3ノット、または約193.1 km/hです。
$$120 \times 1.15078 \approx 104.3 \ \text{kt}, \quad 120 \times 1.609344 \approx 193.1 \ \text{km/h}$$よくある質問(FAQ)
高潮や降水量も考慮されますか? いいえ。現在のサファ・シンプソン・スケールは風速のみに基づいています。高潮や豪雨による洪水は、カテゴリーが低い嵐でも甚大な被害をもたらすことがあります。
どの風速を入力すればよいですか? 突風(ガスト)ではなく、1分間平均の最大持続風速を使ってください。突風は通常、持続風速よりも高くなります。
カテゴリー6はありますか? ありません。このスケールはカテゴリー5が最上位で上限がない(157 mph以上)ため、どれほど強い嵐でもカテゴリー5のままとなります。