CFM換気量計算ツールとは?
このツールは、部屋を適切に換気するためにファンや換気システムが動かすべき風量を、CFM(cubic feet per minute=立方フィート毎分)単位で算出します。部屋の容積と目標とする1時間あたりの換気回数(ACH)をもとに、排気ファン・給気ファン・空調設備(HVAC)・栽培室の換気などを適切なサイズで設計できます。計算式は世界共通で、どこの国でもそのまま使えます。なお、CFMはフィート・ヤード(ヤードポンド)法に基づく単位で、日本で一般的なm³/h(立方メートル毎時)とは異なる点にご注意ください。
使い方
部屋の縦・横・天井高をフィート(ft)で入力し、続いて希望する1時間あたりの換気回数を入力します。ツールが3つの寸法を掛け合わせて容積を求め、ACHを掛けたうえで60(1時間=60分)で割り、必要なCFMを表示します。代表的なACHの目安は、リビング6〜8、キッチン7〜8、浴室8〜10、栽培室30〜60です。
計算式の解説
部屋の容積は 縦 × 横 × 高さ で求めます。「1回の換気(エアチェンジ)」とは、部屋の中の空気を全量入れ替えることを指します。1時間に指定した回数だけ換気するには、容積 × ACH(立方フィート)分の空気を1時間で動かす必要があります。これを60で割れば、1時間あたりの数値が1分あたりの数値、つまりCFMに変換されます:
$$\text{CFM} = \frac{\text{容積} \times \text{ACH}}{60}$$
計算例
縦12ft × 横10ft、天井高8ftの部屋の容積は、\(12 \times 10 \times 8 = 960\,\text{ft}^3\) です。これを1時間に6回換気する場合:
$$\text{CFM} = \frac{960 \times 6}{60} = 96\ \text{CFM}$$
つまり、少なくとも96 CFMの能力を持つファンを選ぶのが望ましいということになります。
よくある質問
自分の部屋に適したACHはどのくらい? 用途によって異なります。寝室は5〜6、キッチンは7〜8、浴室は8〜10、栽培室や作業場のように負荷の高い空間は20〜60が目安です。
余裕を持たせたほうがいい? はい。ダクト・フィルター・曲がりなどによって実際の風量は低下するため、計算値より20〜25%ほど大きい能力のファンを選びましょう。
天井の高さは関係ある? 大いに関係します。天井が高い部屋ほど空気の量が多く、同じ換気回数を実現するには比例して多くのCFMが必要になります。