クリケットのイコノミーレートとは?
イコノミーレート(economy rate)は、ボウラーがどれだけ失点を抑えられているかを測る、最も重要な指標のひとつです。1オーバーあたりに与えた平均失点を表します。この数値が低いほど打たれにくい優秀なボウラーということになり、特にODI(ワンデイ)やT20といった「オーバー数が限られる形式」では、失点を抑えることが勝敗を分けるため、その価値は一段と高まります。なお、クリケットは主にイギリス連邦諸国(インド、オーストラリア、イングランドなど)で盛んな競技で、日本ではなじみが薄いかもしれませんが、ルールと計算方法は世界共通です。
この計算機の使い方
ボウラーが与えた被失点(Runs Conceded)の合計と、投げたオーバー数(Overs Bowled)を入力します。ここで注意したいのが、クリケットでは投げ切っていない中途半端なオーバーを小数で表記する点です。スコア上は1球を「0.1オーバー」と書きますが、数学的には1オーバー=6球です。したがって、未完了オーバーを正確に計算したい場合は、球数を分数に換算してください(例:3球=0.5オーバー)。あとは計算機が被失点をオーバー数で割り、イコノミーレートと、便利な「1球あたりの失点」をあわせて算出します。
計算式の解説
イコノミーレートの計算式はとてもシンプルです。
$$\text{イコノミーレート} = \frac{\text{被失点}}{\text{オーバー数}}$$
1オーバーは6球(正規の投球)で構成されるため、1球あたりの失点はイコノミーレートを6で割った値になります。イコノミーレートが6.00のボウラーは、平均すると1球につき1点を与えている計算です。
計算例
あるボウラーが10オーバーで48点を与えたとします。イコノミーレートは $$48 \div 10 = 4.80\ \text{(1オーバーあたり点)}$$です。1球あたりの失点は $$48 \div (10 \times 6) = 48 \div 60 = 0.80$$。どの形式でも、これは失点を抑え込んだ非常に優秀なスペル(投球イニング)といえます。
よくある質問
良いイコノミーレートの目安は? T20では7.0未満なら良好、ODIでは5.0未満なら優秀、テストマッチでは3.0をかなり下回るボウラーも珍しくありません。
中途半端なオーバーはどう扱えばいい? 球数を「6分のいくつ」という正確な分数に直します。たとえば9.4オーバーは「9オーバーと4球」を意味し、\(9 + 4/6 = 9.667\) オーバーとなります。正確な結果を得るには 9.667 と入力してください。
イコノミーレートにエクストラ(おまけの失点)は含まれる? はい。被失点には通常、ボウラーの責任とされるワイド(wide)やノーボール(no-ball)も含まれるため、与えた失点の総数を使ってください。