ダイポールアンテナ計算ツールとは?
半波長ダイポールは、もっともシンプルで効果的なアンテナのひとつです。長さの等しい2本の導線(エレメント)を中央で給電する構造になっています。本ツールでは、使用したい運用周波数を入力するだけで、アンテナの全長と片側エレメントの長さを算出。最良の共振点と低いSWRが得られるよう、ワイヤーを正しい寸法でカットするための目安が得られます。
使い方
目的の周波数をメガヘルツ(MHz)で入力してください。たとえばアマチュア無線バンドの中心周波数や、実際に送信したい周波数などです。入力すると、ダイポール全体の長さと、2本のエレメントそれぞれの長さが、メートルとフィートの両方で瞬時に表示されます。
計算式の解説
ワイヤー型半波長ダイポールの代表的な近似式は $$L_{\text{total}} = \frac{143.0}{\text{Frequency (MHz)}}\ \text{m}$$ です。この定数「143」には、実際のワイヤー上で電波が自由空間に比べてわずかに遅く伝わることを表す速度係数(おおよそ0.95)があらかじめ織り込まれています。自由空間であれば定数は約150になります。片側エレメントの長さは、全長の半分すなわち \(L \div 2\) です。
計算例
40mバンドの7.1MHzの場合:$$L = \frac{143}{7.1} \approx 20.141\ \text{メートル}$$が全長となり、片側エレメントは約10.07メートル(\(\approx 33.04\) フィート)になります。実際には少し長めにカットしておき、SWRが最小になるよう切り詰めて調整するのがコツです。
よくある質問
実際のアンテナで長さが少しずれるのはなぜ? 周辺の物体、地上高、ワイヤーの太さや被覆の有無などが共振に影響します。必ず少し長めにカットし、調整しながら切り詰めてください。
フィートで直接計算できますか? 古くから使われるヤード・ポンド法での式は、全長(フィート)\(= \frac{468}{\text{Frequency (MHz)}}\) です。本ツールではメートルと並べてフィートも表示します。
どのバンドでも使えますか? はい。この式は入力したHF/VHFのどの周波数にもそのまま対応します。