布の必要ヤード数計算ツールとは?
このツールは、ソーイングやキルト作りで購入すべき生地の量を割り出します。必要な生地の総寸法をインチで直接入力する方法と、裁断したいパーツの寸法(長さ・幅)と枚数を入力する方法の2通りがあります。後者の場合、ツールが布幅に合わせて最も無駄の少ない配置を計算し、結果をヤード・フィート・メートルで表示します。なお、ヤード(yard)は欧米で生地を測る単位で、日本の手芸店では主にメートル単位で販売されています。本ツールはメートル換算も併せて表示するので安心です。
使い方
必要な総寸法がすでに分かっている場合は、最初の入力欄に入力すれば、それ以降の項目は無視されます。総寸法が分からない場合は最初の欄を空欄のままにし、1枚あたりのパーツの寸法、枚数、そして布幅(一般的に44、54、60インチ)を入力してください。「計算」をクリックすると必要なヤード数が表示されます。
計算式の解説
まず、布幅の中にパーツが横方向に何枚並ぶかを求めます(\(\lfloor W_f / W_p \rfloor\))。次にパーツの総枚数をこの値で割って必要な段数(切り上げ)を算出します。段数にパーツの長さを掛けると総インチ数が求まり、それを36で割るとヤードに換算できます。
$$\text{Yards} = \frac{\left\lceil \frac{N}{\lfloor W_f / W_p \rfloor} \right\rceil \times L_p}{36}$$ここで \(N\) = パーツの枚数、\(W_f\) = 布幅、\(W_p\) = パーツの幅、\(L_p\) = パーツの長さで、すべて単位はインチです。
計算例
たとえば、幅44インチの生地から、長さ10インチ・幅10インチのパーツを12枚裁断したいとします。1段あたりの枚数は \(\lfloor 44/10 \rfloor = 4\)。段数は \(\lceil 12/4 \rceil = 3\)。総寸法は次のとおりです。
$$3 \times 10 = 30\,\text{in} = \frac{30}{36} \approx 0.83\,\text{yd}$$したがって、余裕をみて約1ヤード購入すれば安心です。
よくある質問
縫い代や縮みの分を多めに見ておくべき? はい。およそ10%ほど多めに用意しましょう。縮みやすい生地の場合は、裁断前に水通し(プレウォッシュ)しておくのがおすすめです。
パーツが布幅より大きい場合は? このツールは1段に少なくとも1枚は収まることを前提にしています。収まらない場合は、パーツの向きを90度回転させるか、より幅の広い生地を選んでください。
1ヤードは何インチ? ちょうど36インチ、すなわち3フィートです(約0.9144メートル)。