この計算ツールでできること
「編み物の毛糸使用量計算ツール」は、作品を仕上げるのに必要な毛糸の長さと、何かせ買えばよいかの目安を割り出します。作品のサイズと、編み地のパターンやゲージによる毛糸の消費量(1平方インチあたりのヤード数)を組み合わせることで、買い物の際に役立つ具体的な数字がわかります。編み途中で毛糸が足りなくなったり、逆に買いすぎたりするのを防げます。
※このツールはヤード(yd)とインチ(in)を単位として使用します。日本ではメートル(m)やセンチメートル(cm)が一般的なため、海外の毛糸ラベル(多くは「○○ yds/かせ」表記)を扱う場合に特に便利です。1ヤード=約0.914m、1インチ=約2.54cmです。
使い方
まず、仕上がりの幅と高さをインチ(in)で入力します。次に1平方インチあたりのヤード数を入力します。これはゲージスワッチ(試し編みの小片)を編んで、その面積を測り、使った毛糸のヤード数を面積で割れば求められます。最後に、毛糸のラベルに記載された1かせあたりのヤード数を入力してください。計算ツールは幅×高さで面積を出し、それに1平方インチあたりのヤード数を掛けて総ヤード数を算出。さらに1かせの長さで割り、毛糸はかせ単位でしか買えないため切り上げて表示します。
計算式の解説
計算自体はとてもシンプルです。$$\text{総ヤード数} = (\text{幅} \times \text{高さ}) \times \text{1平方インチあたりのヤード数}$$、そして$$\text{かせ数} = \left\lceil \frac{\text{総ヤード数}}{\text{1かせのヤード数}} \right\rceil$$ となります。「ceil(切り上げ)」を使うことで、割り算で端数が出ても毛糸が足りなくなる心配はありません。縫い合わせや縁編み、染めロット(ダイロット)の保険として、1平方インチあたりのヤード数に5〜10%ほど上乗せしておくと安心です。
計算例
たとえば、40インチ×60インチのブランケットを編むとしましょう。スワッチから1平方インチあたり0.25ヤード使うとわかり、毛糸は1かせ220ヤード入りだとします。面積=\(40 \times 60 = 2{,}400\)平方インチ。総ヤード数=\(2{,}400 \times 0.25 = 600\)ヤード。かせ数=\(\lceil 600 \div 220 \rceil = \lceil 2.73 \rceil = 3\)かせとなります。
よくある質問
1平方インチあたりのヤード数はどうやって調べるの? スワッチを編み、使った毛糸のヤード数を記録し、その面積を平方インチで測って、ヤード数を面積で割れば求められます。
余分に買っておくべき? はい。同じ染めロットの毛糸を1かせ多めに買っておけば、毛糸切れや色味のズレを防げて安心です。
かぎ針編みにも使える? 使えます。同じ面積ベースの計算方法が当てはまります。かぎ針編みのスワッチから1平方インチあたりのヤード数を測ってください。