WPI(Wraps Per Inch・1インチあたりの巻き数)とは?
WPI(Wraps Per Inch)は、定規と鉛筆さえあれば誰でもできる、ラベルのない糸の太さを見分けるためのシンプルな方法です。編み物や織物をする人の間で広く使われています。糸を引っ張らずにぴったりと定規や鉛筆に巻きつけ、決まった長さの中に何回巻けるかを数えて、その長さで割るだけ。出てきた数値から、繊細なレース糸からボリューム満点の極太糸まで、標準的な太さの分類に当てはめられます。
この計算ツールの使い方
糸を定規に巻きつけ、糸が隣り同士でちょうど触れ合う程度に並べます。重ねたり、ぎゅっと潰したりしないのがコツです。決まった長さ(1インチが基本ですが、2インチや4インチで測るとムラがならされて精度が上がります)の中で巻いた回数を数えましょう。巻き数と測定した長さ(インチ)を入力すれば、WPIと対応する糸の太さの分類がすぐにわかります。
計算式の解説
計算自体はとてもシンプルな割り算です。$$\text{WPI} = \frac{\text{巻き数}}{\text{インチ数}}$$。長めの区間で測って割ったほうが、信頼できる数値になります。というのも、わずか1インチだけだと、糸の太い部分や細い部分1か所に結果が左右されてしまうからです。このツールは算出したWPIを、一般的な分類に当てはめます。目安は、約18以上=レース、14〜18=フィンガリング、12〜14=DK、9〜12=並太/アラン、7〜9=極太、7未満=超極太(ジャンボ)です。
計算例
正体不明の糸を巻いてみたら、2インチに24回巻けたとします。$$\text{WPI} = \frac{24}{2} = 12 \text{ WPI}$$ これはDK/ライトワステッド(やや細めの並太)の範囲にあたり、US6号(4mm前後)の針で編む軽やかなセーターにぴったりです。
よくある質問(FAQ)
どのくらいの強さで巻けばいい? 糸同士が触れ合う程度のぴったり感が目安です。決して引っ張らないこと。引っ張ると糸が細くなり、WPIが実際より大きく出てしまいます。
なぜ1インチより長く測るの? 2〜4インチで測って平均をとると、毛羽立ちや太さのムラがある糸でもならされ、より正確な数値が得られます。
この分類は正確なもの? WPIの基準値はあくまで目安です。最終的には、ゲージスワッチ(試し編み)とパターンの推奨に従うのが一番確実です。