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公式

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結果

必要放水量(アイオワ式)
500
ガロン毎分(GPM)
フロア/区画の面積 1,500 sq ft
NFA式(全面延焼=100%) 500 GPM
延焼割合 100 %

必要放水量計算ツールとは?

必要放水量計算ツールは、建物火災を制御・消火するために必要な水量を、1分あたりのガロン数(GPM=gallons per minute)で概算するツールです。米国の消防教育で広く教えられている2つの算式、すなわちアイオワ式(Iowa Rate-of-Flow式)米国国立消防学校(NFA)式を組み合わせています。いずれも現場で素早く暗算できる手法で、指揮者が火災規模を把握し、必要なホースライン数や水利量を判断する際の目安になります。なお、これらは米国で発達した算式・単位(フィートやガロン)に基づくもので、日本の消防では立法メートルやリットル毎分を用いるなど運用や基準が異なる点にご留意ください。

使い方

建物の長さと幅をフィート単位で入力し、続いて火災に関与している面積の推定割合(%)を入力します。本ツールは長さ×幅で面積を求め、それを3で割ります。さらにアイオワ式の値については延焼割合を掛けて補正します。算出された結果が目標とする放水量(GPM)です。

算式の解説

基本値である(長さ × 幅)÷ 3は、対象面積が全面延焼した場合にNFA式で必要とされる放水量を表します。アイオワ式はこれに実際に燃えている面積の割合を掛けて精緻化します。すなわち

$$\text{Fire Flow (GPM)} = \frac{\text{Length (ft)} \times \text{Width (ft)}}{3} \times \frac{\text{Percent Involved (\%)}}{100}$$

です。「3で割る」という処理は、床面積と消火に必要な水量との相関を経験的に導いた定数によるものです。

長さL・幅Wの長方形の建物平面図で、延焼割合を示す陰影付きの部分
必要放水量は建物の長さ・幅と延焼面積の割合で決まります。

計算例

建物の寸法が50 ft × 30 ftで、延焼割合が50%の場合を考えます。面積=1,500平方フィートです。NFA式の放水量=

$$1{,}500 \div 3 = 500 \text{ GPM}$$

(全面延焼=100%の場合)。アイオワ式の放水量=

$$500 \times 0.50 = 250 \text{ GPM}$$

すなわち250 GPMとなります。

一部が延焼した建物に放水する消防ホースと流量計
必要放水量(GPM)は建物の大きさと延焼面積に応じて増えます。

よくある質問(FAQ)

これは1フロア分ですか、それとも建物全体ですか? 入力する面積は、延焼している区画またはフロアを表すものとしてください。複数階が全面延焼している構造物では、フロアごとに計算して合算します。

なぜ3で割るのですか? アイオワ式・NFA式の両方で使われる経験的な定数であり、面積(または体積)を必要放水量の概算値へ換算するためのものです。

隣接建物(延焼危険)への水量も加えるべきですか? はい。NFA式では一般に、延焼の危険がある建物1棟ごとに基本放水量の約25%を上乗せします。ただし、これらの数値はあくまで教育・訓練上の概算であり、各消防本部のSOP(標準作業手順)に取って代わるものではありません。

最終更新: