この計算ツールでわかること
「手洗い後の乾燥CO₂フットプリント計算ツール」は、手を乾かす習慣が1年間でどれくらいの二酸化炭素(CO₂)を排出しているかを試算します。比較するのは、身近な2つの方法――ペーパータオルで拭く場合と、電気の温風ハンドドライヤーを使う場合です。結果は「kg CO₂/年」で表示されるので、日々のちょっとした選択が年間数百回積み重なったときの実際の影響を、ひと目で把握できます。
使い方
まず乾燥方法を選び、1日に手を乾かす平均回数と、年間でその習慣を行う日数(毎日なら365日)を入力します。計算ツールはこれらを掛け合わせて年間の総乾燥回数を求め、選んだ方法に応じた排出係数を当てはめて算出します。
計算式の解説
基本となる式は $$\text{CO}_2 = \text{1日の回数} \times \text{日数} \times \text{1回あたりのCO}_2$$ です。広く引用されているライフサイクル評価(LCA)の研究をもとに、本ツールではペーパータオル2枚で拭く一般的なケースを約11g CO₂、標準的な電気ハンドドライヤーを約9g CO₂と仮定しています。グラムを1,000で割ってキログラムに換算します。これらの係数はあくまで目安で、その地域の電源構成(電力のCO₂排出原単位)、タオルのリサイクル状況、ドライヤーの効率などによって実際の数値は変動します。
計算例
たとえば、毎日5回ペーパータオルで手を拭くとします。これは \(5 \times 365 = 1{,}825\)回。1回あたり11gなら、\(1{,}825 \times 11 = 20{,}075\)g、つまり年間約20.08kg CO₂になります。1回9gのハンドドライヤーに切り替えれば、これは16.43kgまで下がります。
よくある質問(FAQ)
ハンドドライヤーは必ず環境にやさしいの? たいていはそうですが、お住まいの地域の電源構成しだいです。石炭火力に大きく依存した電力で動かすドライヤーは、ペーパータオルと同等かそれ以上の排出になることもあります。
なぜペーパーは2枚で計算しているの? 各種の研究によると、多くの人が1回の乾燥に約2枚使うとされています。1枚に減らせばフットプリントは半分になります。
再生紙のほうが良いの? はい。再生素材を使ったタオルや、きちんとした堆肥化(コンポスト)は、バージンパルプの紙に比べて排出を抑えられます。