このツールでできること
このツールは、米国(アメリカ)で広く使われている4.0スケールを用いて高校のGPAを計算します。すべての科目を最大4.0に揃える非加重GPA(unweighted)と、難易度の高い科目を評価してHonorsに+0.5、AP/IBに+1.0の加点を行う加重GPA(weighted)の両方に対応しています。科目ごとに単位数(クレジット)が異なるため、単純な平均ではなく、単位数で重み付けした加重平均で算出します。なお、これは米国の制度に基づくGPAであり、日本の評定平均(5段階)とは計算方法も尺度も異なる点にご注意ください。
使い方
まずGPAスケール(非加重または加重)を選びます。各科目について、レターグレード(A〜Fなどの成績評価)を選び、単位数を入力し(通年科目は1.0が一般的)、科目タイプを指定します。使わない行は空欄のままで構いません。「計算」を押すと、GPA・合計単位数・合計クオリティポイント(成績点)が表示されます。
計算式の仕組み
各レターグレードには基準となる成績点が割り当てられます。A = 4.0、A− = 3.7、B+ = 3.3、B = 3.0…と続き、F = 0.0までです。加重GPAの場合、不合格(F)以外の各科目の基準値に加点が上乗せされます。GPAは「(成績点 × 単位数)の合計」を「単位数の合計」で割って求めます。
$$\text{GPA} = \frac{\sum_{i} \left( \text{GradePoint}_i \times \text{Credits}_i \right)}{\sum_{i} \text{Credits}_i}$$つまり、4単位の科目は2単位の科目の2倍、GPAへの影響が大きくなります。
$$\begin{gathered} \text{GPA} = \frac{\sum_{i} \left( (\text{Base}_i + \text{Bonus}_i) \times \text{Credits}_i \right)}{\sum_{i} \text{Credits}_i} \\[1.5em] \text{where}\quad \left\{ \begin{aligned} \text{Base}_i &= \text{grade points of } \text{Grade}_i \\ \text{Bonus}_i &= \text{Type}_i \;(\text{Honors}+0.5,\ \text{AP/IB}+1.0) \end{aligned} \right. \end{gathered}$$
計算例
加重スケールで、Honors生物(成績A、1単位)と通常の英語(成績B、1単位)を履修したとします。HonorsのA = \(4.0 + 0.5 = 4.5\)、通常のB = \(3.0\)。クオリティポイントは
$$(4.5 \times 1) + (3.0 \times 1) = 7.5$$合計単位数 = 2。
$$\text{GPA} = 7.5 \div 2 = \mathbf{3.75}$$同じ科目を非加重スケールで計算すると、\((4.0 + 3.0) \div 2 = 3.50\) です。
よくある質問
加重GPAと非加重GPA、どちらが有利ですか? どちらが一律に「良い」というわけではありません。大学側が独自の方法でGPAを再計算することも多いためです。加重GPAは履修の難易度を評価し、非加重GPAは成績そのものを素直に示します。
Fでも加点(Honorsボーナス)はつきますか? いいえ。不合格の成績は科目の難易度にかかわらず0.0となり、加点は適用されません。
単位数は何を入力すればよいですか? 米国の高校では、通年科目に1.0単位、半期(学期)科目に0.5単位を割り当てるのが一般的です。最も正確な結果を得るには、ご自身の学校で実際に定められている単位数を入力してください。