この計算ツールでできること
このツールは、長方形の部屋の壁ぎわに取り付ける幅木(巾木)・ベースモール・モール材の必要量を見積もります。まず部屋の周囲長を求め、幅木を取り付けないドアや開口部の幅を差し引いたうえで、留め継ぎ(45度カット)の加工分や切りそこない、端材などのロス(余裕分)を上乗せします。なお、長さの単位はフィート(ft)で、これは主に北米でよく使われる単位です。日本ではメートル法(m)が一般的なので、必要に応じて1ft=約0.305mで換算してください。
使い方
部屋の長さと幅をフィート単位で入力します。ドア欄には、幅木を回さないドア開口・アーチ・その他の壁の切れ目の幅をすべて合計し、その合計値を入力してください。ロス率を選びます。留め継ぎ加工をするモール材では10%が一般的な目安です。計算結果として、購入すべきフィート数(リニアフィート)が表示されます。
計算式の解説
長方形の周囲長は \(P = 2 \times (L + W)\) で求めます。幅木を回さないドア部分の合計幅 \(D\) を引いて、実際に幅木を取り付ける正味の長さを出します:\(\text{正味} = P - D\)。最後にロス率を掛けて余裕分を加えます:$$\text{購入量} = \text{正味} \times \left(1 + \frac{\text{ロス率}}{100}\right)$$お店では1本あたりの規格長さに切り上げて購入することをおすすめします。
計算例
12ft × 10ft の部屋の周囲長は \(2 \times (12 + 10) = 44\,\text{ft}\) です。ドア部分が3ftある場合、正味の長さは \(44 - 3 = 41\,\text{ft}\)。これに10%のロスを加えると、$$41 \times 1.10 = 45.1\ \text{リニアフィート}$$が購入すべき幅木の長さになります。
よくある質問
クローゼットの開口部も差し引くべき? 本当に幅木を取り付けない開口部だけを差し引いてください。クローゼットは内側にも幅木を回すことが多いため、その場合は差し引かずに含めておきます。
長方形でない部屋にも使える? L字型や複雑な形状の部屋では、各壁の長さを測って合計し、そこからドア部分を差し引いてください。このツールは単純な長方形を前提としています。
ロスはどのくらい見込めばいい? 一般的には10%です。角が多い部屋や、留め継ぎ作業に慣れていない場合は15%を見込むとよいでしょう。