ポジションサイズ計算ツールとは?
ポジションサイズ計算ツールは、損切り(ストップロス)に引っかかったときの損失が、口座資金のあらかじめ決めた一定割合を超えないように、1回のトレードで何株(何単位)買えばよいかを正確に教えてくれるツールです。ポジションサイジングはリスク管理において最も重要な習慣であり、連敗が続いても資金を一気に失うことを防ぎ、「1回のトレードでどれだけの大きさを取るか」という判断から感情を排除してくれます。
使い方
次の4つの値を入力します。総口座資金、1トレードあたりのリスク(プロの多くは0.5%〜2%を使用)、予定しているエントリー価格、そして損切り価格です。計算ツールは、購入すべき株数、リスクにさらす金額、1株あたりのリスク、そしてそのポジションに拘束される総資金額を返します。
計算式の解説
まず、リスク金額は口座資金にリスク割合を掛けたものです。リスク金額=口座資金 × リスク% ÷ 100。次に、1株あたりのリスクはエントリー価格と損切り価格の差です。|エントリー価格 − 損切り価格|。リスク金額を1株あたりのリスクで割れば、株数が求まります。
$$\text{株数} = \dfrac{R}{\left|\,\text{エントリー価格} - \text{損切り価格}\,\right|} \\[1.5em] \text{ここで}\quad R = \text{口座資金} \times \dfrac{\text{リスク\%}}{100}$$
絶対値を使っているため、どちらの方向にも対応でき、買い(ロング)でも売り(ショート)でも同じ式で計算できます。
計算例
たとえば口座資金が10,000ドルで、1トレードあたりのリスクを1%(=100ドル)に設定したとします。ある銘柄を50ドルでエントリーし、損切りを48ドルに置く予定なら、1株あたりのリスクは2ドルです。株数=\(100 \div 2 = 50\) 株。すなわち50株。このポジションを建てるには \(50 \times 50 = 2{,}500\) ドルが必要ですが、最大損失はわずか100ドルに抑えられます。
よくある質問
リスク割合は何%に設定すべき? 連敗を生き延びるため、多くのトレーダーは1トレードあたりのリスクを口座資金の1%〜2%に抑えています。
空売り(ショート)でも使える? はい。予定どおりのエントリー価格と損切り価格を入力してください。計算式は価格差の絶対値を使うため問題ありません。
手数料やスリッページは考慮される? いいえ。売買手数料やスリッページは含まれていません。余裕を持たせるため、リスクをやや控えめに設定することをおすすめします。なお、本ツールは米ドル($)建てを前提としていますが、計算式自体は通貨を問わず利用できます。