実質GDPとは?
実質GDP(実質国内総生産)とは、ある経済が生み出したすべての財・サービスの価値を、物価水準の変動を調整したうえで測った指標です。名目GDPには生産量の変化と物価の変化が混ざって含まれていますが、実質GDPはインフレの影響を取り除くため、異なる年度の経済規模を同じ土俵で比較できます。実体的な経済成長を測る指標として、最も広く使われているもののひとつです。
この計算機の使い方
名目GDP(その年の価格で測ったGDP)とGDPデフレーター(基準年を100とする物価指数)を入力します。計算機は名目GDPをデフレーターで割り、100を掛けることで、生産量を基準年価格に換算します。「インフレ調整」の行では、名目値のうちどれだけが物価上昇によるものかが表示されます。
計算式の解説
関係式は次のとおりです。$$\text{実質GDP} = \frac{\text{名目GDP}}{\text{GDPデフレーター}} \times 100$$デフレーター自体は\(\frac{\text{名目GDP}}{\text{実質GDP}} \times 100\)と定義されるため、両者は互いに逆の関係にあります。デフレーターが100を超える場合、基準年から物価が上昇していることを意味し、実質GDPは名目GDPより小さくなります。デフレーターが100を下回る場合は物価が下落しており、実質GDPは名目GDPより大きくなります。
計算例
ある国の名目GDPが21,000十億ドル、GDPデフレーターが110だとします。このとき$$\text{実質GDP} = \frac{21{,}000}{110} \times 100 = 190.909 \times 100 = 19{,}090.91 \text{ 十億ドル}$$となります。差額の1,909.09十億ドルは、名目値に含まれていたインフレ分を表しています。
よくある質問
GDPデフレーターとは? GDPに含まれるあらゆる財・サービスを対象とした物価指数で、基準年を100として表したものです。
なぜ実質GDPは名目GDPより低くなることが多いのですか? 多くの期間で物価は時間とともに上昇するため、デフレーターが100を超え、インフレ調整後の値が小さくなるからです。
どの単位を使えばよいですか? 一貫していればどんな通貨単位でも構いません(ドル、十億単位など)。実質GDPは同じ単位で、基準年価格に換算されて算出されます。