この計算ツールでできること
VinFast充電時間計算ツールは、ベトナムのEVメーカー「VinFast(ビンファスト)」の電気自動車を、現在のバッテリー残量から目標とする残量まで充電するのにかかる時間を試算するためのツールです。バッテリーの実使用容量、充電器の出力、そして実際の充電効率を組み合わせて計算するため、家庭用のレベル2ウォールボックスや公共のAC充電器はもちろん、DC急速充電のおおまかな目安としても活用できます。なお、VinFastは現状日本未展開のため、海外(北米・欧州・ベトナムなど)でVinFast車を利用するシーンを想定した内容です。
使い方
お乗りのVinFastモデルのバッテリー容量をkWhで入力します(例:VF 8 Ecoは約82kWh、Plusは約87.7kWh)。次に充電器の出力をkWで入力し、現在の充電レベルと目標の充電レベルを設定します。最後に充電効率を指定してください。熱として失われるエネルギーを考慮すると、AC充電では85〜92%が一般的な目安です。計算結果には、合計の所要時間(時間・分)と、実際に充電される電力量が表示されます。
計算式の解説
基本となる式は $$t = \frac{\text{Battery (kWh)} \times \dfrac{\text{Target \%} - \text{Start \%}}{100}}{\text{Charger (kW)} \times \dfrac{\text{Efficiency \%}}{100}}$$ です。まず追加すべきエネルギー量を求めます。これはバッテリー容量に残量差(パーセント)を掛けたものです。このエネルギーを「実効出力(充電器の出力 × 効率)」で割ると、所要時間(時間)が求められます。充電器から取り出した電力のすべてがそのままバッテリーに蓄えられるわけではないため、効率が重要なポイントになります。
計算例
87.7kWhのバッテリーを搭載したVinFastを、11kWのウォールボックスで効率90%、残量20%から80%まで充電する場合を考えてみましょう。必要なエネルギー量=$$87.7 \times \frac{80 - 20}{100} = 52.62\,\text{kWh}$$ 実効出力=$$11 \times 0.90 = 9.9\,\text{kW}$$ 所要時間=\(52.62 \div 9.9 \approx 5.32\) 時間、つまり約5時間19分となります。
よくある質問
実際の充電時間が想定より長くなるのはなぜ? 充電速度はおおむね80%を超えると徐々に低下します。さらに効率による損失、低温下のバッテリー、電力を分け合う回路の影響などが重なり、時間が延びます。
充電効率はどのくらいに設定すればいい? 家庭でのAC充電なら約90%、DC急速充電なら92〜95%あたりを目安にすると現実的です。
VinFast車以外には使えないの? この計算式はあらゆるEVに共通して使えます。お乗りの車のバッテリー容量を入力するだけでOKです。