この計算ツールでできること
「スラブ用コンクリート量(立方ヤード)計算ツール」は、パティオ・私道(ドライブウェイ)・物置の基礎・ガレージの床といった長方形のスラブに必要なコンクリートを、何立方ヤード発注すればよいか算出します。アメリカではコンクリートが立方ヤード(cubic yard)単位で販売されるため、スラブの寸法をヤードに換算することが、過不足のない発注のカギになります。なお、日本ではコンクリートは立方メートル(㎥)で取引されるのが一般的なので、海外の現場やヤード・ポンド法を使う案件向けのツールとしてお使いください。
使い方
スラブの長さと幅をフィート(ft)で、厚みをインチ(inch)で入力します。スラブの厚みは、パティオなら4インチ、私道なら5〜6インチが一般的です。さらに任意で「ロス分の余裕(%)」を加えられます。こぼれや下地の不陸(凹凸)をカバーするため、通常は5〜10%を見込みます。計算結果には、ロス分を加える前と加えた後の両方の必要立方ヤードが表示されます。
計算式の解説
立方フィートでの体積は「長さ × 幅 × 厚み」で求めます。ただし厚みはインチからフィートに換算する必要があるため、まず12で割ります。1立方ヤードは27立方フィート(3ft × 3ft × 3ft)にあたるので、立方フィートを27で割れば立方ヤードが得られます。
$$\text{ヤード} = \frac{\text{長さ} \times \text{幅} \times \dfrac{\text{厚み(inch)}}{12}}{27} \times \left(1 + \frac{\text{ロス分(\%)}}{100}\right)$$
計算例
20ft × 10ft のスラブを4インチ厚で打設する場合:厚みをフィートに換算すると \(4 \div 12 = 0.3333\,\text{ft}\)。体積 \(= 20 \times 10 \times 0.3333 = 66.67\,\text{立方フィート}\)。立方ヤードに直すと \(66.67 \div 27 = 2.47\,\text{ヤード}\)。ここに10%のロス分を見込むと約2.72ヤードとなり、発注時には切り上げて3ヤードを注文します。
よくある質問
なぜ27で割るのですか? 1立方ヤードは一辺が3フィートの立方体で、\(3 \times 3 \times 3 = 27\,\text{立方フィート}\)になるためです。
切り上げるべきですか? はい。コンクリート業者は決まった単位(多くは4分の1ヤードや2分の1ヤード刻み)で納品します。打設の途中で足りなくなる方が、少し余るよりもはるかにコストがかかります。
ロス分はどのくらい見ればよいですか? こぼれ・掘りすぎ・地面の不陸をカバーするため、5〜10%が目安です。形状が不規則な場合や手掘りの型枠では、高めの数値を見込んでおきましょう。