この計算機でできること
飲み会や合コン、ランチ会などでおなじみの「割り勘」を、1人あたりの支払いがキリのよい金額になるように計算するツールです。まず支払い総額からカンパ(たとえば主役が出してくれる分や会費の補助)を差し引き、残りを参加者全員で頭割りします。1人分の金額は、選んだ単位(10円・100円・500円・1000円)に切り上げて端数のない金額にそろえます。切り上げると少しだけ多めに集まるため、その余りは特定の1人が引き受けることで合計がぴったり一致します。通貨は円を初期表示にしていますが、計算式自体は万国共通なので、どの通貨でもそのまま使えます。
使い方
支払い総額・人数を入力し、丸める単位を選びます。必要に応じて、割る前に総額から差し引くカンパの金額も入力できます。続いて、端数(余り)を誰が引き受けるかを選びます。幹事負担を選ぶと、参加者全員は切り上げた金額を支払い、幹事だけが少し安くなります。先輩追加を選ぶと、後輩は切り下げた安めの金額を払い、先輩が不足分を上乗せして支払います。
計算式のしくみ
純額 = 総額 − カンパ、\(n\) = 人数、\(k\) = 丸め単位 とします。1人あたりの金額は \(\lceil (\text{純額} \div n) \div k \rceil \times k\) で求めます。集まる金額は「1人分 \(\times\ n\)」、丸めによる端数(余り)は「集まる金額 − 純額」です。幹事負担モードでは、幹事は「1人分 − 端数」を支払います。先輩追加モードでは、後輩1人分は \(\lfloor (\text{純額} \div n) \div k \rfloor \times k\) となり、先輩は純額から後輩全員の合計を引いた金額を支払います。
$$P = \left\lceil \frac{N}{n \cdot k} \right\rceil \cdot k, \qquad A = P - (P\,n - N)$$$$\text{where}\quad \left\{ \begin{aligned} N &= \text{Total Bill} - \text{Donation} \\ n &= \text{People} \\ k &= \text{Rounding Unit} \end{aligned} \right.$$
計算例
総額12,850円、カンパ0円、単位100円、5人、幹事負担の場合。純額 = 12,850円、\(12{,}850 \div 5 = 2{,}570\)、1人分 = \(\lceil 25.7 \rceil \times 100 = 2{,}600\)円。集まる金額は13,000円なので、端数は150円。幹事は \(2{,}600 - 150 = 2{,}450\)円を支払います。残り4人が2,600円ずつ、幹事が2,450円で、合計はちょうど12,850円になります。
定義と用語集
- 純額(\(N\))
- グループに実際に分配される金額。総請求額から寄付を差し引いたもの: \(N = \text{総請求額} - \text{寄付}\)。すべての分割は\(N\)に対して行われ、未処理の合計には行われません。
- 寄付
- 分割する前に総請求額から差し引かれた金額です。例えば、チップ、慈善寄付、またはゲストの負担分です。1人当たり支払者に請求されることはありません。
- 端数処理単位(\(k\))
- 各取り分を端数処理する基本単位(10、100、500または1000)。より大きな\(k\)はより整った個別金額を生じますが、より多くの請求額を余りに集中させます。
- 1人当たり取り分(\(P\))
- 通常の支払者が支払う端数処理された金額。\(P = \lfloor N / (n\cdot k) \rfloor \cdot k\)。これは常に\(k\)の倍数であり、均等分割以下です。
- 余り(\(A\))
- 集めた金額が\(N\)と等しくなるように1人が支払う残りの金額: \(A = N - P(n-1)\)。取り分は端数処理により切り下げられるため、\(A\)は最低でも\(P\)と同じ大きさであり、端数処理のギャップを吸収します。
- 主催者モード
- 余り\(A\)はイベント主催者(請求書を発行または前払いした人)に割り当てられ、他のすべての人は整った\(P\)を支払います。
- 最年長者モード
- 余り\(A\)は最年長メンバーに割り当てられます。最年長者が端数額をカバーし、年下の者が整った金額を支払うという一般的な礼儀です。
- 年下の者(ジュニア)
- \(n-1\)人の通常の支払者(主催者または最年長者を除くすべての人)で、各自が正確に端数処理された1人当たり取り分\(P\)を支払います。
よくある質問
カンパ欄は何に使うの? 割り勘する前に総額から差し引く金額です。主役の人がほとんど(または全く)払わないケースなどで便利です。
なぜ幹事の支払いだけ安くなるの? 切り上げによって少しだけ多めに集まるためです。その余剰分を幹事が引き受けることで、グループ全体の支払いが総額とぴったり一致します。
「先輩追加」を選ぶと何が変わるの? 後輩は切り下げた金額を支払い、先輩がその差額を上乗せします。先輩が少し多めに払うことで、後輩はキリのよい支払い額で済みます。