このツールでできること
このツールは、目標とするppm(百万分率)濃度の溶液を調製する際に、量り取るべき溶質の質量を教えてくれます。密度がほぼ水と等しい(1 kg/L)希薄水溶液では、1 ppmは溶液1リットルあたり溶質1ミリグラムに相当します。このシンプルな関係のおかげで、標準液・培養液・試薬の希釈液づくりがすばやく確実に行えます。
使い方
目標濃度をppmで、作りたい溶液の総量をリットルで入力してください。計算ツールが必要な溶質の質量をミリグラムとグラムの両方で表示します。その量の溶質を量り取って溶かし、最終容量までメスアップ(定容)すれば完成です。
計算式の解説
基本となる式は \(\text{質量(mg)} = \text{ppm} \times \text{体積(L)}\) です。水に近い溶液では1 ppm = 1 mg/L となるため、目標濃度に体積を掛けるだけでミリグラム単位の質量が直接求まります。1000で割ればグラムに換算できます。この計算は溶液の密度が1.00 g/mLに近いことを前提としており、希薄溶液であれば十分正確です。
$$\text{Mass (g)} = \frac{\text{Concentration (ppm)} \times \text{Volume (L)}}{1000}$$
計算例
たとえば、50 ppmの検量線用標準液を2.5リットル作りたいとします。
$$\text{質量} = 50\ \text{ppm} \times 2.5\ \text{L} = 125\ \text{mg} = 0.125\ \text{g}$$つまり溶質を125 mg量り取り、最終容量2.5 Lまで溶かして調製します。
よくある質問
水以外の溶媒でも使えますか? 1 ppm = 1 mg/L という簡便な換算は、密度が1 g/mL付近であることを前提としています。密度が大きく異なる溶媒の場合は、質量基準のppmを使ってください。
マイクログラムが必要なときは? ミリグラムの結果に1000を掛ければマイクログラムになります。
ppmはmg/Lと同じですか? 希薄水溶液であれば、はい——数値的には等しくなります。