この材木計算ツールでできること
この材木計算ツールは、手持ちの木材の量を「ボードフィート」「立方フィート」「立方メートル」の3つの単位で同時に算出します。ベースとなっているのは、米国やカナダで荒材や規格材の取引・価格設定に広く使われている「ボードフィート(board foot)」という計量方式です。木材1枚分の寸法とその本数を入力すれば、全体の総量がまとめて表示されるので、材料費の見積もりや配送量の計画、複数の見積もり比較などに役立ちます。なお、日本では木材の取引に「立方メートル(㎥)」や「石(こく)」が使われるのが一般的なため、このツールは主に北米式の取引や輸入材を扱う場面を想定しています。
入力項目について
- 長さ(フィート) — 木材1枚の長さをフィート単位で入力します。
- 幅(インチ) — 木材の面の幅をインチ単位で入力します。
- 厚さ(インチ) — 木材の厚みをインチ単位で入力します。
- 本数 — 同じ寸法の木材が何本あるかを入力します。
単位が混在している点に注意してください。長さはフィート、幅と厚さはインチで入力します。これは、木材を昔から呼び表してきた表記(例:「2×4×8」材)に合わせたものです。
計算式
計算の中心となるのは、標準的なボードフィートの公式です。
- ボードフィート $$\text{ボードフィート} = \frac{\text{長さ} \times \text{幅} \times \text{厚さ} \times \text{本数}}{144}$$
- 立方フィート $$\text{立方フィート} = \frac{\text{ボードフィート}}{12}$$
- 立方メートル $$\text{立方メートル} = \text{立方フィート} \times 0.0283168$$
「144」で割るのは、フィートとインチが混在した数値をボードフィートに換算するためです(1ボードフィート=144立方インチの木材、つまり1フィート × 12インチ × 1インチに相当します)。さらに12で割るとボードフィートが実際の立方フィートになり、0.0283168を掛けることで立方フィートが立方メートルに換算されます。
計算例
長さ8フィート、幅6インチ、厚さ2インチの木材が10本あるとします。
- ボードフィート $$= \frac{8 \times 6 \times 2 \times 10}{144} = \frac{960}{144} = \textbf{6.67 ボードフィート}$$
- 立方フィート $$= \frac{6.67}{12} = \textbf{0.556 立方フィート}$$
- 立方メートル $$= 0.556 \times 0.0283168 = \textbf{0.0157 立方メートル}$$
このボードフィートに、仕入れ先の1ボードフィートあたりの単価を掛ければ、おおよその費用が見積もれます。
よくある質問
ボードフィートとは何ですか? ボードフィートとは、144立方インチに相当する木材の体積を表す単位です。たとえば、長さ1フィート・幅12インチ・厚さ1インチの板が1ボードフィートにあたります。北米では広葉樹・針葉樹の価格設定に使われる標準的な単位です。
呼び寸法(公称寸法)と実寸、どちらを入力すべきですか? 正確な体積を求めるには、加工後の実寸を入力してください。「2×4」材は製材後には実際には約1.5 × 3.5インチになるため、公称値の2と4をそのまま入力すると、体積をやや多めに見積もってしまいます。
なぜ長さはフィートで、幅と厚さはインチなのですか? これは木材業界で木材を表すときの一般的な慣習に合わせたものです。公式の除数「144」は、この単位の混在を自動的に処理するように設定されています。