プラグインハイブリッド維持費計算ツールとは?
プラグインハイブリッド車(PHEV)は、短距離はバッテリーの電力で走り、長距離になるとガソリンエンジンに切り替わるクルマです。つまり燃料コストは「電力会社から購入する電気」と「給油所で入れるガソリン」という2つの要素に分かれます。この計算ツールは両方を合算し、1週間・1か月・1年といった任意の期間における実際の走行コストを試算します。なお、入力単位はマイル・kWh・MPG(ガロンあたりマイル)・ドルと、米国の表記を前提としています。日本の「km・L・円」とは単位が異なる点にご注意ください。
使い方
まずEVモード(電気走行)で走った距離と、ガソリンモードで走った距離をそれぞれ入力します。続いて、お使いの車両の電費(1kWhあたりの走行マイル数)、電気料金(1kWhあたりの単価)、燃費(MPG)、ガソリン単価(1ガロンあたりの価格)を入力してください。すると、総コスト、電気とガソリンそれぞれの内訳、そして両者を平均した1マイルあたりの費用が表示されます。
計算式の解説
1マイルあたりの電気代は「kWh単価 ÷ 電費(mi/kWh)」、1マイルあたりのガソリン代は「ガロン単価 ÷ 燃費(MPG)」で求められます。それぞれにモードごとの走行距離を掛け、合計すれば全体のコストが算出できます。
$$\text{コスト} = \text{EV走行距離} \cdot \left(\frac{\text{電気単価}}{\text{電費}}\right) + \text{ガソリン走行距離} \cdot \left(\frac{\text{ガソリン単価}}{\text{MPG}}\right)$$
計算例
EVモードで800マイル、ガソリンモードで400マイル走ったとします。このPHEVの電費は3.5mi/kWh、電気単価は$0.15/kWh、燃費は45MPG、ガソリン単価は$3.50/ガロンとします。1マイルあたりの電気代は \(0.15 \div 3.5 = \$0.042857\) なので、電気代は \(800 \times 0.042857 = \$34.29\)。1マイルあたりのガソリン代は \(3.50 \div 45 = \$0.077778\) なので、ガソリン代は \(400 \times 0.077778 = \$31.11\)。合計は1,200マイルで$65.40、1マイルあたり約$0.0545となります。
よくある質問(FAQ)
EV走行のほうが安いのはなぜ? EVのパワートレインはガソリン車よりはるかにエネルギー効率が高く、さらに同じエネルギー量で比べると電気の単価はガソリンより低いのが一般的だからです。そのため1マイルあたりの電気代はガソリン代のごく一部で済むことが多くなります。
EVモードだけで走る場合は? ガソリン走行距離を0に設定すれば、電気代だけが表示されます。
充電ロスは含まれていますか? 含まれていません。充電器の損失(通常10〜15%)を反映したい場合は、入力する電費(mi/kWh)の値を少し低めに設定し、コンセントから実際に引き込む電力量に近づけてください。