このツールについて
これは、江戸(現在の東京)と京都を結んだ江戸時代の大街道「東海道」をテーマにした、日本ならではの歴史・文化ウォーキングツールです。江戸の日本橋と京都の三条大橋という両端を含め、五十三の宿場のうち任意の2地点間の距離を算出します。距離は江戸期の文献に記録された伝統的な測量上の累積位置に基づいており、現代の道路ではなく当時の街道のルートを反映しています。
使い方
プルダウンから出発する宿場と到着する宿場を選び、歩幅を指定するだけです。距離は絶対値で計算されるため、江戸から京都へ向かっても、京都から江戸へ向かっても結果は同じで、順番は問いません。出発地と到着地を決めると、距離をメートルで、さらに昔の単位(里・町・間)に換算した値、そして選んだ歩幅から推定した歩数を表示します。
計算式のしくみ
各宿場には、日本橋(基点=0)からの累積距離がメートルで設定されています。2つの宿場間の距離は、この2つの値の差の絶対値そのものです(\(d = \left|\ \text{End (m)} - \text{Start (m)}\ \right|\))。
$$d = \left|\ \text{End (m)} - \text{Start (m)}\ \right|$$歩数は、その距離 \(d\) を歩幅で割り、整数に四捨五入して求めます。
$$\text{Steps} = \operatorname{round}\!\left(\dfrac{d}{\text{Stride (m)}}\right)$$歴史的な趣を出すため、メートルは江戸時代の換算で昔の単位に分解しています。すなわち、1里 = 36町 ≈ 3927.27m、1町 = 60間 ≈ 109.09m、1間 = 約1.81818m(六尺)です。
$$\left\{ \begin{aligned} \text{Ri} &= \left\lfloor \tfrac{d}{3927.27} \right\rfloor \\ \text{Cho} &= \left\lfloor \tfrac{d - \text{Ri}\cdot 3927.27}{109.09} \right\rfloor \\ \text{Ken} &= \tfrac{d - \text{Ri}\cdot 3927.27 - \text{Cho}\cdot 109.09}{1.818} \end{aligned} \right.$$
計算例
三島から京都(三条大橋)まで、歩幅60cmで歩く場合:
$$d = \left| 495492 - 112909 \right| = 382583\,\text{m}$$$$\text{Steps} = \operatorname{round}\!\left(\dfrac{382583}{0.6}\right) = 637638\ \text{歩}$$昔の単位に直すと、\(\left\lfloor 382583 \div 3927.27 \right\rfloor = 97\) 里、続いて15町、そしておよそ0.6間となります。つまり約382.6km、すなわち97里15町を、おおよそ637,638歩で歩く計算です。
よくある質問
これは実際に歩く距離ですか? 表示されるのは、伝統的な測量に基づくルート上の距離です。実際に歩く距離は、迂回路や坂道、川越えなどのため、これより1割ほど長くなることが多いです。
里・町・間とは何ですか? いずれも江戸時代に使われた日本の昔の長さの単位です。ここでは歴史的な興味のために併記しており、基準となる値はあくまでメートル表示です。
なぜ275cmの歩幅が選べるのですか? これは陸上短距離選手のストライド(歩幅)を表す遊び心(隠し要素)で、日常の歩行に現実的な歩幅ではありません。