この計算ツールでできること
対象地域:日本。このツールは、日本の不動産広告における「徒歩所要時間」の表示ルールを再現します。不動産の表示に関する公正競争規約(不動産公正競争規約)では、徒歩距離は1分=80メートルという一律の基準で表示され、1分未満の端数は切り上げて表記することが定められています。広告に書かれている徒歩分数を入力すると、対応する歩行距離をメートルとキロメートルで表示します。「80m/分」という前提は日本独自のもので、海外では換算ルールが異なるため、日本以外の物件で利用する場合はあくまで目安としてお考えください。
使い方
物件情報に記載された「徒歩○分」の数字を徒歩時間に入力してください。歩行速度は日本の表示基準に合わせて80m/分(時速約4.8km)のままにしておくか、もっとゆっくり、または速く歩く場合に合わせて変更することもできます。計算結果は、その表示分数に対応する「最大距離」です。広告の徒歩分数は、実際の所要時間を切り上げて表記したものだからです。
計算式
計算はシンプルです。
$$\text{距離 (m)} = \text{分数 (min)} \times \text{速度 (m/min)}$$1分あたりのメートル数に分数を掛ければ、単位変換なしでメートルが求まります。キロメートルは、メートルを1000で割るだけです。一方、日本の広告で使われる逆算ルールは「分数=切り上げ(距離 ÷ 80)」で、1分未満の端数は切り上げます。
計算例
「徒歩12分」を80m/分で換算すると、\(12 \times 80 = 960\,\text{m}\)、つまり0.96kmになります。歩行速度を70m/分に変えて徒歩5分の場合は、\(5 \times 70 = 350\,\text{m} = 0.35\,\text{km}\)です。
よくある質問
これは直線距離ですか? いいえ。日本の基準では、道路や歩行経路に沿った「道のり」で、物件の最も近い地点までの距離を測ります。直線距離(いわゆる「直線で測った距離」)ではありません。
信号待ちなどの時間は含まれますか? いいえ。信号待ちや踏切での待ち時間は、表示される徒歩分数には含まれません。
なぜ「最大距離」なのですか? 広告の徒歩分数は切り上げて表示されるためです。「徒歩12分」は、実際には11分をわずかに超えてから12分までのどこかに当たる可能性があるので、そのラベルに対する上限が960mとなります。