この計算ツールでできること
このツールは、歩く距離から徒歩時間を計算します。ベースになっているのは、日本の不動産広告でおなじみの「徒歩○分」表示のルールです。日本では、最寄り駅までの距離を道路距離で測り、これを分速80メートル(80m/分)という一定の速さで割って「徒歩○分」と表示します。この基準は「不動産の表示に関する公正競争規約」で定められています。当ツールの初期値(80m/分)はこの基準を再現したものですが、計算式自体(時間=距離÷速さ)は世界共通なので、速さや単位を変えればどの国・どんなペースにも対応できます。
使い方
距離を入力し、単位(メートル・キロメートル・フィート・マイル)を選びます。ここで使うのは、実際に歩く道路(道なり)の距離で、直線距離ではありません。次に歩く速さとその単位(m/分・km/h・mph)を入力します。ツールはすべてをメートルと分に換算し、距離を速さで割って、結果を秒単位まで表示します。あわせて、合計の分・合計の秒、さらに長距離の場合は日数も表示します。
計算式の解説
まず距離をメートルに、速さを分速メートル(m/分)に換算します。そのうえで、次の式で求めます。
$$\text{合計分} = \frac{\text{距離(m)}}{\text{速さ(m/分)}}$$合計秒は次のとおりです。
$$\text{合計秒} = \text{合計分} \times 60$$見やすい時間表示は、合計秒を時間(秒÷3600の整数部分)・分・秒に分けたものです。日数は次のようになります。
$$\text{日数} = \left\lfloor \frac{\text{合計秒}}{86400} \right\rfloor$$
計算例
ある物件が駅から1200mの距離にあり、基準の速さが80m/分の場合を考えます。合計分は次のとおりです。
$$\text{合計分} = \frac{1200}{80} = 15\ \text{分} = 900\ \text{秒}$$となるため、徒歩は「15分0秒」です。日本の不動産広告のルールに従えば、この物件は「徒歩15分」と表示されます。
よくある質問(FAQ)
なぜ80m/分なの? 日本の不動産広告で使う、法令で定められた基準の歩行速度だからです。時速にするとおよそ\(4.8\,\text{km/h}\)にあたります。
信号待ちの時間は含まれる? 含まれません。信号や踏切での待ち時間は計算に含めないのが基準どおりの扱いです。
なぜ広告のように切り上げないの? 不動産広告では端数を切り上げて「○分」と表示しますが、当ツールは秒単位の正確な時間を表示するので、ご自身の判断で解釈いただけます。